【K-1】魔裟斗、42歳ブアカーオは「今の方が強い可能性もある」その理由とは=7.7代々木
7月7日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される格闘技イベント『K-1 WORLD MAX 2024』の前日計量が、6日都内にて行われた。
計量後の会見には大会の解説を務める魔裟斗が登壇し、今大会注目の-70kg 世界最強決定トーナメントに出場するブアカーオ・バンチャメーク(42=タイ/Banchamek Gym)に言及。その後の囲み取材では、現在のブアカーオの強さも語った。
【フォト】ブアカーオが鍛え抜かれた肉体で計量パス!相手のストーヤンもバキバキ
準々決勝からワンデーで行われる-70kg世界最強決定トーナメント。今年3月の一回戦を勝ち抜いた6人と、欠場となった王者オウヤン・フェンに代わりストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア)。そしてワイルドカードとされていたブアカーオらによって争われる。
ブアカーオの準々決勝の相手となるストーヤンは、GLORY世界ライト級2位の強豪。今回のトーナメントに優勝候補として参戦するも、3月の一回戦ではまさかの敗退。当初ブアカーオの相手はオウヤンだったが、オウヤンのケガでストーヤンが敗者復活の代打に決まった。
魔裟斗は10日前に、タイ北部チェンマイ国際空港から約60kmの場所にあるブアカーオのムエタイトレーニング施設「ブアカーオ・ビレッジ」を訪問。その際、ミットを持ってブアカーオの蹴りを受けた。4年くらい前にも一度、ミットでブアカーオの蹴りを受けたことがあるようだが「その時よりも重くなっている」と驚いていた。
その上で、会見では「今のブアカーオは、僕らが戦ってきた頃に近いコンディションでした。コロナで3年間、練習、試合をしていない時期があったんですけど、コロナ明けの去年は5試合して良いコンディションになっているのでかなり手強いと思います」と話し、その仕上がりに期待を込める。
トーナメントの優勝予想について聞かれると「僕の中では、ブアカーオ、デング・シルバ、カスペル・ムシンスキの3選手には注目しています。ブアカーオは42歳で年齢的に3試合戦うことができるのか。戦うことができるのならばブアカーオが勝ち上がる可能性もありますが……(優勝予想は)分かりません(苦笑)」と注目選手はあげたものの、難しいとした。
ちょうど20年前の2004年7月7日のK-1 WORLD MAX世界一決定トーナメント決勝戦でブアカーオは魔裟斗に勝利して初優勝を果たしている。会見後の囲み取材で魔裟斗が「僕らと戦った時のコンディションを100としたら、今は何%ぐらいの状態か」とブアカーオに質問すると「今のコンディションは20年前と同じです。年齢を重ねているので、体力や持久力はその時と比べて衰えているのは否定しませんが、その分、自分は経験がありますし、場面場面でどういうふうに戦わないといけないかという知識も増えています。テクニックは20年前と比べて上がっているのは間違いないです。魔裟斗さんと戦っていた頃はパワーに頼って戦っていましたが、今はテクニックに変わっています」と自信をのぞかせる。
これを受けて魔裟斗は「昔のブアカーオと今のブアカーオはファイトスタイルが違います。昔はスピードがある攻撃を仕掛けて前蹴り、ミドルを放っていましたが、今はプレッシャーをかけて間合いを詰めてパワーで倒すスタイルに変わっています。でも、それをブアカーオは省エネの試合だと言うんです。だからパワーを使わずに倒すことが出来ることで、もしかしたら今のブアカーオの方が強い可能性もあると思います」とファイトスタイルの違いを説明し、今の方が強い可能性もあると語った。
42歳のブアカーオが過酷なトーナメントを制して、世界に衝撃を与えることはあるだろうか。明日の結末を見届けたい。
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