2024/07/17（水）UP
（最終更新：2024/07/18 14:43）

女王・宮﨑が元ボクシング世界王者との対決に燃える

　7月26日（金）に東京・後楽園ホールで開催される『RISE 180』の［スーパーファイト女子アトム級（-46kg）3分3R延長1R］で、元プロボクシングWBC女子世界ライトフライ級王者サムサン・C2M MUAYTHAI&FITNESS（41=タイ）と対戦する、RISE QUEENアトム級王者の宮﨑小雪（21=TRY HARD GYM）が公開練習を行った。
　宮﨑はサムサンに「怖さがある」と警戒も、パンチで「打ち合っても勝てる」と自信をみなぎらせた。

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パンチに磨きをかける宮﨑

　宮﨑は現在12連勝中のRISE絶対女王。前戦となる今年3月の『K-1 WORLD MAX 2024』でK-1王者の菅原美優と対戦し、延長の末に判定勝利。女王対決を制した。

　対するサムサンはWBC女子世界ライトフライ級王座、WIBAインターナショナル・フライ級王座、WIBA世界ミニマム級王座、ABCO女子ミニマム級王座を獲得した元ボクシングの世界王者だ。ボクシング戦績は48戦43勝（25KO）5敗で、KO率が58％と女子ではかなりの高KO率だ。

　宮﨑は公開練習で、ジム代表のHIROYAが持つミットに、スピードあるパンチを打ちこんで見せた。

宮﨑とサムサン（右）

　試合後の囲みで宮﨑は、サムサンについて「未知というか、パンチの映像はあるけど蹴り有りの映像がひとつもない。蹴り有りになった時にどういう感じで来るのかが分からなすぎて、ちょっと怖さがある」と警戒する。
　また「映像を見ても本当に凄いし、パンチの技術は一流なので、気を抜いたらやられる試合になる。ただ最後に勝っているのは私だと、イメージはずっとしている」と恐れすぎることはない。

　公開練習では、蹴り無しでパンチのみだったが「蹴りを見せたくない。癖などがバレないようにパンチだけにした」とかなり慎重だ。

　しかし元ボクシング世界女王相手に、パンチで打ち合う気かとの問いに「打ち合ったとしても勝てる自信がある。集中して気を抜かなければ大丈夫だし、そういう自信がつくような練習をしている」と自信も見せる。

　3月にはK-1菅原美優を倒し、国内最強を証明した。現在のモチベーションを聞かれると「日本一になるっていうことをずっと目標にしてやってきて、それが叶った事で『自分はどこまでいけるんだろうな』っていうのが単純にすごく気になった。世界を目指していきたいなと思っている中で、今はRISEで女子の世界ベルトがまだないので、それを作ってもらう事が今の目標の1つ」と女子世界王座の設立を挙げる。

　今後の海外強豪との対戦にも意欲を示し、今回の試合は「宮﨑小雪の海外進出への第一歩と捉えて頂きたい」と“対世界”に向け狼煙を上げた。

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