2024/07/17（水）UP
（最終更新：2024/07/19 04:53）

安保（奥）は弟の璃紅（手前）をボクシングスパーでボコボコにした（『安保瑠輝也チャンネル』）

　7月28日（日）さいたまスーパーアリーナにて開催される『超RIZIN.3』で、ボクシング6階級制覇のマニー・パッキャオ（フィリピン）と対戦する安保瑠輝也（MFL team CLUB es）が、昨日16日、自身のYouTubeチャンネルにおいて、実弟で第5代Krushスーパー・フェザー級王者の安保璃紅（りく）とボクシングのガチスパーをする動画を公開した。
　安保は、パッキャオ戦を控えているためボクシングの動きを見せるのはリスクはあるが、「動画とはまったく違う動きをする」と自信を見せた。

【フォト＆動画】安保、実弟から7回ダウン奪いボコボコに！

　安保が今回の動画で弟の璃紅とボクシングスパーをすることになったのは、複雑な経緯がある。安保は今年2月に「【緊急】実の弟が罪を犯して行方不明になった件について」という動画を配信したが、璃紅が友人知人からお金を借りて返さないこと、親族から時計を盗んで換金したこと、知人宅からお金を盗んだことなどを告白した。

安保の実弟・璃紅は、17年にレオナ・ぺタス（左）に勝利しKrush王座を戴冠したことも

　今月9日に公開した動画では、安保が璃紅を呼び出して手をあげる場面もあった。今回はその続編で、「格闘技でやり直したい」という璃紅の覚悟を確認するために安保はボクシングスパーを行うこととなった。

　ちなみに璃紅は、空手で瑠輝也と共に“安保兄弟”として活躍。キックに転向すると、17年にはレオナ・ぺタスに勝利し、Krushスーパー・フェザー級王座を無敗のまま戴冠したこともある逸材だ。その後K-1グループで活動するも19年11月のK-1で、ムエタイのジャオスアヤイにKO負け。昨年6月、約3年半ぶりの復帰戦をBigbangで行ったが判定負けし、かつての輝きは失っている状態だ。

安保は、弟を更生させたいという（『安保瑠輝也チャンネル』）

　もう一度、再起させるために動いた安保は、璃紅とボクシングの5Rガチスパーを行った。璃紅は2Rまで鋭いパンチを繰り出し、兄を驚かせることに。だが、兄の容赦ない攻撃が続き、左フックでダウンを奪う。立ち上がった弟に今度は右クロスで倒し、今度は左ボディブローを入れて倒した。苦しんで立ち上がれない弟を見て兄は、「立て。腹で倒れるんか」と奮い立たせ、さらに強烈なボディ打ちを入れる。

　計7回のダウンとなる凄絶なスパーとなるが、最後は弟にパンチを打たせる形でスパーリングは終了した。最後まで頑張った弟に対して安保は「フィジカルが強くなってる。普通に強いな。2Rまで普通に手強かった。俺とタイプ似ているわ、スピードあって。殺傷能力あるし、何発か『おおー』となるパンチもあった」と実力を認めるコメント。