中谷潤人が1R一撃KOの理由明かす、井上尚弥戦は「PFP1位に向け」照準
7月20日(土)に開催されたプロボクシング[WBC世界バンタム級タイトルマッチ](東京・両国国技館にて開催された)では、王者・中谷潤人(M.T)が、1R 2分37秒、左ボディストレートで、挑戦者で同級1位のビンセント・アストロラビオ(フィリピン)にKO勝利。
試合後の会見で中谷は、KOパンチの理由を明かし、来るべき井上尚弥とのビッグマッチについても語った。
【フォト】KOした左ボディストレートの瞬間写真!相手は悶絶、立ち上がれず
試合では1R 2分過ぎ、サウスポーの中谷が右ジャブから槍で突き刺すような左ストレートをボディに入れる。アストロラビオは苦悶の表情でヒザをつき、立ち上がろうとするも再び倒れ、レフリーが試合を止めた。
中谷は会見に、同じ大会で加納陸にKO勝利し、WBO世界フライ級王者となった、盟友アンソニー・オラスクアガと共に出席。
最後のボディストレートについて聞かれると「ルディ(・エルナンデス/トレーナー)から試合前、ファーストコンタクトに強いパンチを思い切り打てと言われた。2.3発目で良いパンチを当てて怯んだので、意識付け出来たのかな」と布石を打っていたと言う。
左ストレートは「練習をやってきた中での一つのパンチ。ボディは意識していた。試合は長くなるかなと思ったけれど、強いパンチを振ってゆくことを意識していたら、その軌道が空いたので、そこにパンチを投げ込めたかな」と空いた瞬間に強いパンチが入ったとのことだ。
当たった瞬間は「感触は全くなく、柔らかくて、これで効くんだと。(立ち上がって)詰める用意もしていた」と手ごたえは感じなかったと振り返った。
井上尚弥とのビッグマッチについて尋ねられると「最終目標ではないが、僕が目標としているPFP1位に対して評価をもらえる選手だと思っている。強い選手だし、集中力がいる戦いになると思う。そこに向け一つ一つ、統一戦というのがあるので、その中でそういった舞台も踏んでいかないと」とPFP1位に向け、避けられない戦いになる可能性が大きいと語った。
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