2024/07/26（金）UP
（最終更新：2024/07/30 13:18）

来日し、ジムで練習に励むパッキャオ（25日・都内）

　7月28日（日）さいたまスーパーアリーナにて開催される『超RIZIN.3』の事前インタビューが、26日（金）都内にて行われ、［RIZINスタンディングバウト特別ルール: 3分3R (69.0kg)］で安保瑠輝也（MFL team CLUB es）と対戦する、マニー・パッキャオ（フィリピン）が試合前インタビューに応じた。
　昨日の公開練習では鋭いミット打ちを披露、いつでも闘える上々のキレを動きを見せた。本日26日の囲み取材では、過去最高の18cmの身長差、慣れない３Rもそれに合わせたトレーニングを行ってきたと回答した。

【フォト＆動画】パッキャオが来日し公開練習でド迫力ミット打ち！アッパー、フック、豪快連打

　RIZINの大舞台に上がることになったパッキャオは「素晴らしいですし、試合を楽しみにしています。神にもRIZINにもこの試合の期待を与えてくれて、感謝しています。日曜日が来ることが楽しみです。大勢の人たちの前で試合ができることが嬉しい」とワクワクしているようだ。

ミットに鋭いアッパーを放つパッキャオ

　安保は、キック36戦のキャリアを誇る元K-1スーパーライト級王者。蹴りが得意なファイターではあるが、姫路のCLUB es（クラブエス）中尾剛之トレーナーに、以前からパンチの技術を習っている。それだけに、本日のインタビューでは「どんな展開になろうが、自分が作り上げてきたボクシングをパッキャオ選手にぶつけて、必ず勝つつもりでいる」と自信のコメントを寄せていた。

　試合展開については「良い試合が出来ればと思っていますし、ファンが喜んでもらえる試合をしたい。ボクシングの経験は少ないですが、良い試合が出来ればと思っています」との展望を語る。3Rマッチは、アマチュア以来だというが「難しさは感じていないです。今回はラウンド数が短いのでそれに合わせたトレーニングをやってきました」と話す。

公開練習後、記念撮影

　今年9月にラスベガスで、現WBC世界ウェルター級王者バリオスとの対戦が噂される中、現在のコンディションは「9月と言われている試合ですけど、10月、11月くらいかなと考えています。それに向けて、10R、12R戦っていけるコンディションに持っていくので、今回とは違うので何とも言えないです」とコメント。

　気になるのは、安保との身長差だ。166cmのパッキャオに対し、安保は184cm（K-1公式プロフィールより）と、両者の身長差は18cm。180cm超えの相手は、2010年のアントニオ・マルガリートとWBC世界スーパーウェルター級王座決定戦で勝利して以来。前戦では、身長10cm差、176cmのウガスに苦戦していたこともあるが「身長差は心配していないです。まあ体重さえ、落としてくれれば」とした。

　果たして、日本のリングで元プロボクシング世界6階級制覇王者の拳が炸裂するか。

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