【五輪柔道】阿部一二三が2連覇達成！”相手が宙に浮く”袖釣り込み腰が冴えまくる！

2024/07/29（月）UP
（最終更新：2024/07/29 01:50）

　7月28日（日本時間29日）パリ五輪 柔道男子66kg級で阿部一二三（26＝パーク24）が決勝で浮腰と袖釣り込み腰で見事な合わせ一本勝ちを果たし東京五輪についで２連覇を達成した。
　阿部は初戦の2回戦を前に、共に五輪2連覇を目指す妹、阿部詩（24＝パーク24）が女子52キロ級で２回戦敗退の波乱。兄、一二三はそれを乗り越えての優勝となった。

【動画】阿部一二三、相手を大きく宙に浮かせる袖釣り込み腰で合わせ一本勝ちの瞬間

　阿部は初戦の２回戦、ベンツェ・ポングラツ（ハンガリー）から序盤で技ありと、続けて袖釣込腰で合わせ一本勝ち。準々決勝では、ヌラリ・エモマリ（タジキスタン）に袖釣込腰と大内刈りで合わせ一本勝ち。
　準決勝では世界ランキング１位のデニス・ビエル（モルドバ）にゴールデンスコア（延長戦）で技ありを奪い決勝に進んだ。

　決勝の相手は世界ランキング8位のウィリアン・リマ(ブラジル)に開始1分52秒、相手の背負いをかわし、浮腰で技ありを奪うと、続けて袖釣り込み腰で技あり合わせ一本！決勝は2分36秒で金メダル獲得となった。その瞬間、観客席で見守る妹の詩は涙した。

　阿部はオリンピックのたたみに正座をして礼、オリンピックの畳を降りると、観客席に笑顔で手を振り応えたが、両親の姿を見ると涙が込み上げた。

　阿部は日本柔道8人目の五輪2連覇の偉業を成し遂げた。

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