【五輪柔道】連続”秒殺一本”角田夏実、MMA仕込みの腕十字で金メダル!RIZIN女王も祝福
パリ五輪、柔道女子48kg級の決勝で角田夏実(31)が巴投げで技ありを奪う快勝で念願の五輪金メダルを獲得。パリ五輪の日本勢メダル第1号となった。
角田は柔道と総合格闘技の寝技で鍛えた巴投げ、腕十字で1回戦から3回戦まで連続の秒殺一本勝ちするなど圧倒。準決勝は相手に対策を練られ苦戦も延長で相手の反則3つで勝利。決勝は巴投げで技あり。相手に何もさせず圧勝だった。
それに総合格闘技のRIZINスーパーアトム級王者の伊澤星花がSNSで祝福。2人は同じ大学柔道部の先輩後輩、同じMMAジムにも通っていた。
【フォト&動画】角田の”秒殺”巴投げから腕十字で一本!割れた6パック腹筋も!
伊澤は角田が金メダル獲得後、SNSで「夏実先輩、優勝おめでとうございます。ぜひコラボ動画も見てください!」と角田と伊澤のYouTubeコラボ動画をリンクした。
角田のYoutubeではさすが先輩だけあって、角田の何度も巴投げで投げるなど、完全なペースに。井澤も「エグい!バケモンだ」と叫んでいた。
そして伊澤のYouTubeでは柔道衣を脱ぎ、ノーギのグラップリングでスパーリング。伊澤のルールに合わせ、伊澤は柔道で禁止されているヒザ十字固めを角田に仕掛け攻めていた。
角田と伊澤は小金井市にある東京学芸大学柔道部に所属しながら、小平市にある総合格闘技ジムの高本道場でグラップリングを進化させた。角田の巴投げから腕十字は以前から出していたが、高本道場でさらに腕十字を進化させたのだ。また、伊澤は大学院に進学した20年6月から高本道場で総合格闘技を始め20年10月、DEEP JEWELSで同ジムでプロ総合格闘技デビューを果たしている。(現在はJTTに所属)。
角田はYouTubeで現在の伊澤の活躍を讃えていたが、角田も2021年から23年までオール一本勝ちで世界3連覇と大活躍。そして今回念願の五輪初参戦で初優勝を成し遂げた。
試合は角田は1回戦、ブラジル選手に得意の巴投げから腕ひしぎでわずか45秒で一本勝ち、2回戦でも南アフリカの選手に同じく腕ひしぎ十字固めで1分11秒の一本勝ち。そして、準々決勝は昨年の世界選手権の決勝で戦ったブクリ(フランス)に1分で巴投げで一本勝ちと圧倒的に勝ち上がった。
準決勝はタラ・バブルファス(スウェーデン)に攻めるもポイントに至らず延長線のゴールデンスコアとなったが、バブルファスが3度目の指導となり、角田の反則勝ちで決勝に。そして決勝は世界ランク2位のバフードルジ(モンゴル)に巴投げで技ありを奪う快勝。最後は腕十字を狙ったがタイムアウトで一本勝ちとはならなかったが、悲願の五輪初出場、初優勝を果たした。
世界選手権でも絶対王者だった角田、今回、相手に警戒されたことについては「途中、なかなか技がかからなくなったり、対策されてるという部分もあったが、最後まで自分を信じて戦おうと思いました」と最後まで積極的に攻めたことが優勝につながった。
今年の後半戦は伊澤も防衛戦が期待される。本日、超RIZINに参戦するSB世界王者RENAとSNSで挑発合戦となっているが、2人の対戦はあるのか。
【フォト&動画】角田の”秒殺”巴投げから腕十字で一本!割れた6パック腹筋も!
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