2024/09/07（土）UP
（最終更新：2024/09/07 15:52）

明日のメインで対決する志朗と田丸辰が計量をパスした

　9月8日（日）神奈川・横浜BUNTAIにて開催される格闘技イベント『RISE WORLD SERIES 2024 YOKOHAMA』の前日計量が7日、都内にて行われた。
　メインイベント（第13試合）の［RISE世界バンタム級（-55kg）タイトルマッチ 3分5R 無制限延長R］で対戦する、王者・志朗（BeWELLキックボクシングジム）が55kgジャスト、挑戦者の田丸辰（TRY HARD GYM）が54.95kgで計量パス。その後の会見で志朗は「5Rもかからないで自分が世界チャンピオンだぞということを見せる」と意気込みを語った。

【フォト】志朗と田丸が仕上げた肉体で計量パス！

　両者は今年3月の『RISE ELDORADO 2024』で対決も、1R終盤に偶発性のバッティングにより志朗が鼻骨を骨折、ノーコンテストとなっていた。6ヶ月ぶりの仕切り直し戦となる。

　王者・志朗は骨折の治りを待って6月の後楽園大会で、アルゼンチン王者に完封勝利。田丸は同月のWORLD SERIESで韓国王者に秒殺KO勝利した。

　計量後の会見で田丸は「明日は3月の続きが出来ると思うと楽しみ」、志朗は「（前回からの）続きではあるんですけど、しっかり5Rもかからないで自分が世界チャンピオンだぞということを見せれると思う」と互いに意気込む。

計量パスした両者

　明日はどんな試合をしたいか問われ、田丸は「両者を見比べた時に何かやってくれるかなと期待感を持てるのは僕だと思うので、圧倒的に志朗選手に何もさせずに、志朗選手が焦る顔を見せられたりとか、KOとかダウンで明確な差をつけて勝つのが1番面白いのかなと思います」とコメント。
　志朗は「しっかり勝ち方を意識したいなと思いますし、今回は長いラウンドとか色んな練習をしてきて、色んなパターンとか今まで見せたことない動きも練習できたので、（それを）自分がどれくらい見せれるかの期待もあります」と入念な準備を進めてきた様子だ。

　前回の試合とのモチベーションの違いについて、田丸は「正直前回のタイミングでは『何で俺がこのカードで試合しないといけないんだろう？』って思ってたんですけど、ノーコンテストになってモヤモヤが残ってたので、白黒ハッキリさせて今軽量級の中心が誰なのかハッキリさせられると思うとすごくモチベーションが高いです」と完全決着を望む。
　志朗は「やっぱり、しっかり防衛してからRISEのチャンピオンだと胸を張って言えると思ってるので、明日はしっかり防衛したいです」と王座防衛が責務だとした。

　倒すパーセンテージはどのくらいか聞かれると、田丸が「僕仕上がりめちゃめちゃ良くて、さっき向かい合った時に3月の計量の時よりも志朗選手がくぼんでて体調悪そうに見えたんですけど、大丈夫ですか？」と問いかけ、志朗は「絶好調です」と笑顔で返答。田丸は続けて「じゃあ良い勝負出来そうです（笑）。僕は100%に近い高確率でダウン取れると思ってます」とし、志朗は「前回の時はスパーリングパートナーが身長高い人とか、体格が近くなかったんですけど、今回は練習パートナーにも恵まれたので、明日はKO出来る確率は100%に近いなと（今日）向かい合って感じました」とフィニッシュに自信をのぞかせた。

　RISE軽量級の頂上決戦とも言える両者の対決。ハイレベルな攻防と共に、次こそスッキリする形での決着を見届けたい。

＜計量結果＞
▼メインイベント（第13試合）RISE世界バンタム級（-55kg）タイトルマッチ 3分5R 無制限延長R
志朗（王者/BeWELLキックボクシングジム/初代RISE世界バンタム級王者）→55kg
vs
田丸辰（挑戦者/TRY HARD GYM/RISE WORLD SERIES 2023 -54kgトーナメント王者、初代RISEフライ級王者、初代RISEスーパーフライ級王者）→54.95kg

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