2024/09/20（金）UP
（最終更新：2024/09/20 19:27）

タイトルマッチに臨む門口佳佑（左）と安本晴翔（右）

　10月20日（日）東京・後楽園ホールで開催される『RISE 182』の会見が、20日都内で行われた。その中で［RISE フェザー級（-57.5kg）タイトルマッチ　3分5R 無制限延長R］で対戦する王者・門口佳佑（EX ARES）と同級2位・安本晴翔（橋本道場）のタイトルマッチ調印式が行われた。

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　安本は戦績31勝（15KO）4敗2分1ノーコンテスト。幼少期からアマチュアで150戦以上を経験し、24冠王に輝くなど活躍。プロデビュー後はWBCムエタイ日本統一フェザー級王座など4冠を獲得した。今年2月『RISE 176』のフェザー級マッチで梅井泰成との接戦を制し、タイトル挑戦をアピール。そして5月の『ONE Friday Fights 62』でONEデビューし、テミルラン・ベクムルザエフに快勝した。しかし前戦の『ONE FRIDAY FIGHTS 72』ではアキフ・グルザダに判定負けを喫した。

防衛戦へ意気込む門口

　対する門口は戦績15勝（3KO）3敗1分のRISEフェザー級チャンピオン。22年にRISE王座を戴冠すると、その後は積極的に他団体王者との戦いに出陣し、シュートボクシングの山田彪太朗や川上叶、Krushの新美貴士らに勝利。
　しかし3月の『K-1 WORLD MAX 2024』ではK-1 WORLD GP フェザー級チャンピオンの軍司泰斗に延長の末、判定2-1で惜しくも敗れた。今回が再起戦となる。

　意気込みを聞かれると安本は「RISEに参戦して2年でようやくタイトルマッチまで来れたので、それを逃さず門口選手にバチバチ向かって行きたいんで応援よろしくお願いします」と語る。

　対する門口は「2度目の防衛戦ということで、前回3月に負けてから、門口佳佑を見直して徹底的に自分のレベルを上げて作ってきたんで。それを見せるだけかなと思ってます」と意気込んだ。

コメントする安本

　対戦相手の印象について、安本は「軍司選手と戦ってたのを見たんですけど、どっちも心の攻防が印象的で強いなって思いました」と門口の精神面を評価。

　門口は「安本選手は、もっと勝ちに徹すれば勝率もめちゃくちゃ高いと思うんですよ。そこを気にせずにガンガン1R目から行ってるのは僕には無いものなので、そこで勝負したいと思います」とファイトスタイルを評価した。

　対戦相手となる安本の少し口下手な所について聞かれると「それもいいキャラで、ずるいですよね。今は相手を下げるような発言だったりとか、マイナス面で盛り上がったりすることが多いと思うんですけど。僕はスポーツだと思ってるんで、相手にリスペクトもありますし。そういう試合を安本選手とだったらできるなと」とコメント。

　続けて「このベルト（フェザー級の）も安本選手が持っていてもいいなと思います」と選手として安本を大きく評価した。
　この発言に対し、安本は「僕の方が（ベルトが）似合う気がします」と発言するも、門口は「いやそういった意味で言ったんじゃなくて」と言い、笑いを誘った。続けて「チャンピオンとしてどういう人間が持っていてほしいなとか僕の理想もあるんで、安本選手が持っていてもいいなと思いますし。でもこれ（ベルト）は今僕のなんで、それは誰にも渡さないっていう気持ちです」と表情を引き締めた。

　2度目の防衛戦となる門口が再起を飾るのか、安本が勝利し新チャンピオンとなるか。注目の一戦となっている。

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