【KNOCK OUT】元ボクシング王者・中島玲「意識を断つ」KOで戴冠宣言、ラストマッチの渡部太基「パンチで倒す」と激闘予告=12.30
12月30日(月)横浜武道館で開催されるキックボクシング大会『K.O CLIMAX 2024』のカード発表会見が11日に行われ、[KNOCK OUT-BLACKウェルター級(67.5kg)王座決定トーナメント決勝戦]に出場する元プロボクシング日本王者・中島玲(26=フリー)と、今回での引退を公言する渡部太基(36=TEAM TEPPEN)が登壇した。
中島は一階級下の王者・鈴木千裕の名を出し「ベルトを獲って鈴木選手を引きずり出す」と2階級制覇も目論む。
【フォト・動画】中島がキック王者を豪快KO!渡部が”ダウン応酬祭り”でKO勝利
中島は元プロボクシング日本スーパーウェルター級暫定王者。今年3月、K-1『-70㎏世界最強決定トーナメント』に参戦すると、ヴィクトル・アキモフにKO負け。しかし6月のKNOCK OUTで同REDスーパーライト級王者・バズーカ巧樹にKO勝利した。
トーナメント準決勝では漁鬼とダウン応酬の末勝利した。キック戦績は2勝(1KO)1敗。
対する渡部はベテランの激闘派で、11年にWPMF日本ウェルター級王座、16年にKrush同級王座を獲得。今回の王座を獲得して現役を引退することを公言している。
準決勝ではこちらもダウン応酬の大激闘の末、西川康平を下した。戦績は26勝(15KO)31敗2分。
会見で中島は「レジェンドの最後の相手で光栄。ただ最後に立ってるのは僕。皆は倒れても立ち上がる熱い試合を望んでいるだろうけど、そうはならない。意識を断とうと思っている」と失神KO勝利を宣言する。
対して渡部は「18年間の集大成、有終の美を飾る。(中島は)ラストにふさわしい相手」としながら、元ボクシング王者の中島に「僕も勝負師なんで、パンチで倒したい」とパンチ勝負を望む。
中島の”意識を断つ”宣言には「試合で意識飛ばされたことないんで、やられるならそのくらいやってほしい」とKO決着は望む所だとする。
また中島は戴冠後について聞かれると「鈴木千裕選手を引きずり出したいなと思っている」と、自身が適性階級であるスーパーライト級王者・鈴木との王者対決を望むと熱く語った。
中島が競技転向1年を待たずして王者となるのか、渡部がラストマッチを金色に飾るのか。
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