2024/11/16（土）UP
（最終更新：2024/11/16 22:58）

王者・松谷綺（左）がラモスを悶絶させて、圧巻KO勝ちを収めた

▼セミファイナル第8試合 Krush女子アトム級/3分3R・延長1R
〇松谷綺（日本/ALONZA ABLAZE/Krush女子アトム級王者）
KO 1R 1分48秒　※左ヒザ蹴り
●ガブリエル・デ・ラモス（オーストラリア/Muay U）

右前蹴りを繰り出す松谷

　松谷は、戦績は13戦10勝1敗2分のKrush女子アトム級王者。過去には、菅原美優にプロ初黒星を付けられるが、それ以外は全勝。23年7月には、元K-1女子アトム級王者・パヤーフォンに勝利、昨年11月には奥脇奈々に勝利してKrush王者に。今年7月には、韓国のチョン・ユジョンにも勝利を収めている。

　対するラモスは8戦6勝2敗。Krush初参戦のラモスは松谷よりも6cmも長身で、ムエタイ仕込みの打撃には要注意。得意技はミドルキックだ。

左三日月蹴りをヒットさせる松谷（左）

　本来はタイトルマッチでの戦いが決定していたが、ラモスが前日計量で契約体重-45kgから150gオーバー。そのためワンマッチでの対戦に、本来はグローブハンデだが、松谷はこれを拒否している。

　1R、松谷は軽快なステップから、右前蹴りや右ローと蹴りを走らせる。ラモスは右ミドルを蹴り、ガードをしっかり上げ、左ローを返す。勢いの乗る松谷は右カーフキック、左インローを蹴ると、右前蹴り、右ハイキック、左ジャブと攻撃を集中させる。続けて、ボディへ突き刺さる左三日月蹴り、右ヒザ蹴り！これがグサリと入り、ラモスを悶絶させて、圧巻KO勝ちを収めた。

大歓声に応えた松谷

　松谷にとっては、キャリア初のKO勝ち。マイクでは「今回も沢山の応援ありがとうございました。初KOできて、めっちゃ嬉しいです。ここで満足せずに、K-1のベルトを狙っていきたいので、これからもっと強くなって、K-1必ず獲れるように頑張ります。菅原（美優）選手、逃げていないでやってください。女子つまんないと言われているけど、女子は全試合KOして、どうでしたか？来年には、女子大会をまた組んでいただけたら嬉しいです。宮田さん、ご検討お願いします。これからも頑張るので、応援よろしくお願いします」とアピールした。

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