【Krush】里見柚己が欧州強豪に2ダウン奪う完勝、女王・松谷綺と池内紀子はキャリア初KO勝ち！
王者・池内紀子（左）が右ヒザ蹴りを顔面へ
▼第7試合 Krush女子フライ級／3分3R・延長1R
〇池内紀子（日本/POWER OF DREAM/Krush女子フライ級王者）
KO 2R 2分19秒 ※右フック
●チェ・ウンジ（韓国/大邱FEARLESS GYM）
池内は名門・POWER OF DREAMの女子戦士。戦績が7戦7勝無敗のKrush女子フライ級現役王者。今回は、プロキャリア初の国際戦を迎える。
対するウンジは、18戦 8勝(0KO) 10敗の戦績を持つ。MAX FC女子バンタム級(-52kg)王者。
パンチで打ち合う両者
1R、池内が顔面への強烈な右ヒザ！グラつくウンジに対し、池内は右フック、左右のパンチ、顔面への右ヒザ蹴りと攻撃を出し続け、圧倒する。ウンジはロープを背負い、細かいパンチを返す。池内はどんどんパンチで前に出る。
2R、池内は丁寧に左ジャブを突き、前蹴り、右ストレートとバリエーションを見せる。ウンジは左右フック、ストレート。池内が左フックをカウンターでクリーンヒット、近距離ではボディ打ち、ヒザ蹴りと攻撃を止めない。すると、池内は右ヒザ、コーナー際で強烈な右ストレート、そして右フックを強打。ウンジの身体が大きくよろけたところで、レフェリーがダウンを宣告。そのままダメージを見て、ストップした。
冷静にジャブを突く池内（左）
池内がKrush王者としての実力を見せ、圧巻KO勝ち。キャリア8戦目で、初のKO勝ちを収めた。
池内はマイクを持つと「こんにちは、POWER OF DREAMの池内です。韓国から来てくださって、対戦してくださりありがとうございました。KOできたんですけど、ダメダメでした。もっと頑張ります、ファイヤー」と語った。
永澤サムエル聖光（左）が左ローを効果的に使い、K-1グループ初勝利！
▼第6試合 Krushライト級/3分3R・延長1R
●瓦田脩二（K-1ジム総本部チームペガサス）
判定0-3 ※28-30×2、29-30
〇永澤サムエル聖光（林商店）
瓦田脩二（右）の長い手から繰り出すパンチ
瓦田は、長身から繰り出す打撃を武器とする、第6代Krushライト級王者。23年10月にKPKBで勝利を収めているが、K-1グループでは5連敗と実力を出せていない。
対する永澤は、新日本キックやジャパンキックで活躍。ヒジありルールで、WMOインターナショナル・ライト級王者、WBCムエタイ日本ライト級王者、第2代ジャパンキックボクシング協会ライト級王者に輝いている。
1R、瓦田がガードを上げて、ボディフック、顔面へのストレート、左前蹴りと攻撃を散らす。永澤は左ローを返し、じりじり前に出るが、瓦田は投げつけるような右フック、右ボディを強打する。
永澤が参戦後、嬉しい初勝利
2Rになると、じりじり圧をかける永澤は左の奥足へのローに活路を見出す。随所では、左ローキック、奥足へのローを中心に攻め続ける永澤がペースを取り返す。
3R、お互いに接近戦でパンチの打ち合い、瓦田も右カーフ、前蹴りを出す。永澤はパンチから左ロー、ボディ打ちのコンビネーションで印象付ける。最後まで、永澤は細かいパンチからローを繰り返し、攻め続けた。
ジャッジは左ローとパンチを何度も見せた永澤を3者とも支持。永澤がK-1グループ2戦目で初勝利を収めた。
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