ヤマニハ、目が潰れて見えずも奇跡の一本勝ち!「相手がどこにいるか分からなかったが」
11月17日(日)愛知・ポートメッセなごや 第1展示館で開催された格闘技イベント『RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA』のバンタム級マッチで山本聖悟(フリー)に一本勝ちしたアラン”ヒロ”ヤマニハ(ブラジル/ボンサイ柔術)が試合後インタビューに応じた。
ヤマニハは山本の打撃により左目が潰れ、「(山本が)どこにいるか分からない時もあった」と告白した。
【フォト&動画】片目が完全に潰れたヤマニハの顔、一本勝ちの瞬間も
試合は1Rから打撃戦で、山本のパンチを喰らうヤマニハの目は徐々に腫れていく。そして2R、目が腫れ戦いにくそうなヤマニハだったが、山本のバックブローにタックルを合わせバックに回る。肩固めは逃れた山本だが、レフェリーブレークの後、ヤマニハが再び組みつきテイクダウン。バックにつくと回ってスリーパーを極め勝利した。
試合後インタビューでヤマニハは「もうちょっと簡単に勝てるプランを計画していたんですけれど、思っていたよりは上手くいかなくて。見てお分かりのようにとてもアグレッシブな選手だったので、対策をしていい仕事ができたと思います」と反省しつつも勝利を嚙み締めた。
腫れた左目は見えていたのかについては「途中から見えませんでした。(視界が)すべてぼやけた感じになっていて、彼(山本)が大体どの辺にいるのかだけが感覚としてつかめただけで、どこにいるか分からない時もありました」と左目が見えない状態で戦っていたことを明かした。
今後の展望については「目の怪我がどのくらいで治るかにもよりますが、自分は(前戦から)約1年間RIZINで試合をしていなかったので、もう少し頻繁にRIZINで試合ができるようになって、自分がどれだけ強くて、どれだけ観客を楽しませることができるかを見せたいです」と今後の大会にも出場したいと意欲を見せた。
ヤマニハは21年に行われたバンタム級GPからRIZINに参戦すると、1回戦で倉本一真に判定勝利。2回戦で朝倉海に判定負けするも、驚異の打たれ強さで激闘を展開した。その後は河村泰博、所英男に連勝。しかし今年5月『格闘代理戦争 THE MAX』で秋元強真に2R TKO負けを喫するも再起を果たした。勝利者マイクでは大晦日参戦もアピールしていたヤマニハ、その実力は今後どう開花するか注目だ。
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