【ボクシング】何と1試合目から世界戦!亀田ファウンダー「第1試合から注目のイベントに」=12.21静岡
12月21日(土)にツインメッセ静岡で開催される『3150×LUSHBOMU vol.3』では、IBF世界スーパーフライ級王座決定戦として、同級4位のレネ・カリスト(メキシコ)と同級3位のウィリバルド・ガルシア(メキシコ)が対戦する。
ガルシアの会見と公開練習が13日にワタナベジムで行われ、この一戦が大会の第1試合に置かれることも亀田興毅ファウンダーから発表された。
【フォト】ガルシアが公開練習でサンドバッグ強打!ミット打ちも
公開練習の前に行われた会見でガルシアは「日本に来て2日経つが、練習もできているし、走り込みもできているし、コンディションは問題ない。日本はキレイでとても良い国だ」と語ると、日本でメキシコ人同士の世界戦が行われることについても「今回はこのような日本で試合をするチャンスをいただけてプロモーターや関係者には感謝しています。今までも色んな国で試合をしてきたし、試合がどこで行われようが私には関係ない」と日本で開催される世界戦へも感謝していた。
対戦相手のカリストの印象を聞かれた際には「カリストは良い選手であることは知っているが、自分は試合前に相手の映像を観るタイプではない。対戦相手の研究はトレーナー達に任せている」と対戦相手の映像は観ていないことを明かした。自身のストロングポイントに関しては「常に攻撃し続けること。相手のパンチを受けようが構わない。自分がより多くのパンチを出して攻撃すること。それが“戦士”である自分のボクシングだ」と“超攻撃型ファイター”と言われる自分のボクシングスタイルを説明。
試合に向けての意気込みを聞かれると「この試合に勝って、その先に、この階級で一番強いと言われているWBC王者のジェシー・ロドリゲス(米国)との対戦を実現したい」と、この世界戦に勝利して後には“スーパーフライ級最強王者”と言われるロドリゲスとの対戦することを熱望した。
またボクシングを始めた年齢やきっかけについては「今、私は34歳。ボクシングを始めたのは27歳の時。アマチュアボクシングの経験もない。20人ほどいる家族を助けるためにボクシングを始めた。ボクシングを始める前は漁師やトラックの運転手をしていたが貧しい環境だった。あの頃には戻りたくないから、世界チャンピオンになってお金を稼いで家族を幸せにしてあげたい」と大家族を養うために27歳で始めたというボクシングで、日本で行われる世界戦に勝利し“ジャパニーズドリーム”を掴むつもりだ。
最後には「日本で世界チャンピオンになれたら、また日本で試合がしたいね。まずはこの試合に勝って必ず世界チャンピオンになる」と試合に向けての熱い意気込みを語った。
会見の後に行われた公開練習では、いきなりサンドバックを強打し続けて1ラウンドのウォーミングを終えると、トレーナーと共にミット打ちを披露。スペイン語で“ボラード”と呼ばれる左右の力強いオーバーハンドを見せ、手数の多いコンビネーションを披露するなど、順調な仕上がりぶりを見せた。
また会見で亀田興毅ファウンダーからは「この世界戦を第1試合で開催することが決定しました。メキシコ人同士の世界戦で、メキシコでも生中継されるので、メキシコのゴールデンタイムに合わせて試合を開催するということもありますが、世界戦を第1試合に持ってくることによって、第1試合から注目していただけるイベントにしたいと考えています。スーパーフライ級という階級は日本の選手や若手選手にも素晴らしい選手達がたくさんいるので、その選手達の目標となるタイトルでもあります。来場する皆様、ABEMA で視聴する皆様に、このメキシカン対決に是非ご注目いただければと思います」と異例ともいえる試合順が発表された。
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