【ONE】野杁正明「崖っぷち」から再起へ意気込み、キャリア初の連敗で学んだこととは

2025/01/11（土）UP
（最終更新：2025/01/11 21:59）

　11日、東京・世田谷区用賀にて、武尊がオープンしたジム『VASILEUS GYM』（バシレウスジム）の発表記者会見に、K-1世界二階級王者・野杁正明（TEAM VASILEUS）が出席した。会見後の囲み取材では、2週間後に控えた試合への想いを語った。

　野杁は昨年12月、タイ・バンコクのルンピニースタジアムにて開催された『ONE Friday Fights 92』で、リウ・メンヤンと対戦。1Rにはまさかのダウンを奪われ、プロキャリア初の2連敗となった。そんな野杁だが、今月24日に同会場で開催される『ONE 170』に緊急参戦することが昨日発表された。フェザー級キックボクシングルールにて、イラクのシャーキル・タクレティと再起戦を行う予定だ。

　ONEで2試合戦った感想を聞かれると「一番は楽しかったですね。1試合目のシッティチャイ選手は世界的にも有名な選手ですし、K-1時代からそういう選手と対戦したくてONEに参戦させていただいた。デビューにも関わらず、レジェンド級の選手、ONEのナンバーシリーズに出させてもらったので、素直に楽しかったです」と自身の気持ちを語った。

　昨年12月の2戦目については「単純に言えば自分の実力不足。ルールの違いだったり、採点基準の違いが戦ってみて分かった。（ONEで）2戦して2戦とも負けて、2連敗で崖っぷちなところではあるんですけど、それを踏まえた上で次はいい試合ができるんじゃないかなと思います」と初の連敗からONEについて学んだことを明かした。

　次戦の対戦相手であるタクレティについては「ムエタイの試合しかやっていなかったので、その試合しか見ていないんですけど、”ザ・ムエタイ”っていう感じ。身長もあってリーチもあるんで、結構遠い距離からパンチを打ってくる。近くなったら肘打って、組んでっていう感じのタイプですね」とムエタイベースの選手であるようだ。

　試合はいつ頃決まったのかについて野杁は「試合が終わって2日後にONEから連絡があった。チャトリ代表と話をさせていただいて、すごい期待しているという声をいただいた。すぐに試合をしてくれとの声をいただいて、1日考えさせてもらってすぐに返事をさせてもらった」と前戦の2日後に予想外のオファーを貰ったと明かした。

　初の連敗を喫した野杁だが、ONE3戦目にして初勝利を飾ることはできるのか。目が離せない試合となりそうだ。

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