2025/01/22（水）UP
（最終更新：2025/01/22 14:42）

挑戦者キムがKO宣言

　1月24日（金）に開催されるプロボクシング［スーパーバンタム4団体統一戦］（有明アリーナ）の記者会見が横浜市内にて22日行われ、王者・井上尚弥（31=大橋）に挑戦する、対日本人無敗のWBO同級11位キム・イェジョン（32=韓国）が出席し「自分のスタイルでノックアウトする」と堂々KO宣言。
　井上と対面すると「思ったより小さい」とフィジカル面での自信も出した。

【フォト・動画】「思ったより小さい」!? 井上とキムが並んだ様子

　井上は先月24日、東京・有明アリーナでWBO・IBF1位グッドマンと対戦予定だったが、グッドマンの左目上負傷により1月24日に延期。更に今月11日、グッドマンが再裂傷し中止となり、リザーバーだったキムに白羽の矢が立った。

　急遽2週間前の変更だ。会見で井上は試合展開について「自分の25年のキャリアの引き出しを信じて試合をしていきたい」と語るにとどめた。

　しかしキムは「試合を絶対に楽に終わらせるつもりは無い。最後まで自分の姿を見せたい」と闘志満々だ。
　更に「（戦略の）詳細は明らかに出来ないが、私のスタイルでノックアウトする」とKO宣言し、「井上選手も十分に準備してもらい、１Ｒから井上選手のベストの姿を見せてほしい」と開始から全開で来てくれとリクエストした。

　この”全力希望”に対して井上は「もちろん1Rから全力でというのは考えている」としながら「攻撃全面でいくのかボクシングIQを立てて全力でいくのかというのはまた変わっていく話。自分はじっくりと作業をしていく」と自分なりの”全力”で対応するとした。

　最後に両者の印象について、井上は「仕上がっているな」と言葉少なに語るも、キムは「今日初めて会ったが、井上選手が韓国にスパーリングに来た時に、私は見に行っていた。（井上が）韓国で何回か試合をしていて、その時も観戦に行った」と前々から大チェックしていたと明かす。

　そして「今日実際に会ってみたら、身体が思ったより小さい。ただ心の強い選手だなと感じた」と、フィジカル面では自身が優位とも取れるコメントを残した。

　キムは21勝（13KO）2敗2分で、現在2連続KO勝利中だ。離れて良し、打ち合って良しのオールラウンドファイターで、陣営ははなれてみょしうちあってもよしのオールラウンドファイターで　陣営も「私たちはこれがボクシング史上最大の番狂わせになると断言する」と自信を持っていた。この宣言はどこまで実現となるのか。
　まずは明日の仕上がりぶりを見てみたい。

◆井上尚弥：日本／31歳／オーソドックス／身長165㎝／リーチ171㎝／戦績28勝（25KO）世界4階級制覇王者、バンタム級＆スーパーバンタム級2階級4団体統一王者

◆キム・イェジョン：韓国／32歳／スイッチヒッター／身長163㎝／戦績21勝（13KO）2敗2分　現WBOスーパーバンタム級世界11位・WBOオリエンタル同級王者・元IBFアジア同級王者・元WBCユース世界同級王者

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