武尊、蹴りがまさに”ロッタン対策”「自信は150％」一方ロッタンは猛烈パンチをアピール
武尊が公開練習で蹴りを披露
3月23日（日）さいたまスーパーアリーナで開催される『ONE 172：武尊vsロッタン』の公開練習が東京・恵比寿の屋外ステージで行われ、武尊がなんとサウスポーに構え、高速の左前蹴りを連打！ミット持ちが後方へ吹っ飛ばされる威力にファンを驚かせた。
この前蹴りは前戦にも強打の相手の腹を効かせKOに繋げているもので、ロッタン対策ともいえるかもしれない。
公開練習に登場した武尊は、通常とは逆のサウスポーに構え、後ろ足から繰り出すパワフルな左ミドルを連打。
更に、高速の左前蹴りを何度も突き刺す！
中足（親指の付け根）をしっかりと返した前蹴りで、持ち手のボディプロテクターをえぐり、後方へ吹っ飛ばす。来場したファンを驚かせた。
パンチは出さずに封印し、サウスポー構えといい、会場にいるロッタンを意識したものか。
絶好調をアピールする武尊
武尊はコメントで「ロッタン選手と世界最高の殴り合いをやって、必ず勝つ」と意気込み、”今の仕上がりをパーセンテージで表して”と問われると「150％」とMAXを大幅に超えての絶好調だとアピールした。
この下から擦り上げる中足前蹴りは、武尊のベースである空手でも使われ、キック・MMAでも最近多用される三日月蹴りと同じくピンポイントでボディに効かせるもの。
武尊は前戦の昨年9月『ONE Friday Fights 81』のタン・ジン戦で、パンチの得意なジンにダウンを奪われながらも、2R、これはオーソドックスからだが左前蹴りで悶絶ダウンを奪取。
その後も同じ前蹴りで腹を効かせながら、最後はパンチでKOしてみせた。
ロッタンはパンチのミット打ちを披露した
また元K-1王者の久保優太が18日にアップしたYouTubeでは「武尊選手が三日月蹴り、もしくはストレートキックで腹を蹴っていけば効く。ロッタンは打ち合いには強いけど、ステップワークが不得意なので、三日月蹴りをボディに受けやすくなる」と、この前蹴りが有効だと分析していた。
ちなみにストレートキックとは下から上に蹴り上げて蹴る三日月蹴りの久保による名称で、今回の武尊の蹴りとほぼ同じものだ。
公開練習で、一方のロッタンは、対照的に近距離パンチ連打のミット打ち。吠えるような雄叫びを上げながら、力強いワンツーを打ち込み続けた。
確かにステップなどはなく、その場での強打を繰り出している。
武尊の必殺前蹴りが、強打を繰り出すロッタンの腹に食い込むか。
次のページは【動画】武尊の高速前蹴り！ミット持ちが吹っ飛ぶ威力
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