久保優太、武尊にロッタン勝利の秘策を提言!「ロッタンは足を止めて戦うので…」
RIZINでMMAに挑戦している元K-1王者の久保優太が、昨日18日、自身のYouTubeチャンネルで、3月23日(日)にさいたまスーパーアリーナにて開催される格闘技イベント『ONE 172』の見どころを語った。同大会のメインイベントでロッタン・ジットムアンノンと対戦する武尊について、勝つとしたら「三日月蹴りかストレートキック」と断言した。
久保は、武尊とロッタンについて「2人とも打たれ強い選手なんですけど、僕の中で打たれ強い選手はディフェンスがうまいんです」と共通しているという。その理由として「みなさん勘違いしているんですけど、打たれ強いのはアゴや首が強いと思われがち。もちろん、その定義もあるんだけど、一番大事なことはパンチが見えているかどうかなんです。見えていないとパンチが効いてしまう」と動体視力や反応を良さを指摘。
さらに「ギリギリのところでかわしていたり、パンチが当たった瞬間に力を外に逃がすスリッピングアウェーをしている。あの技術は、しっかりパンチが見えていないとできない」と久保。たしかに2人とも、パンチを受けているようで顔をひねって外に力を逃がしていることが多い。
その上で久保は、試合予想について「ロッタンがパンチの打ち合いをしつつミドルキックを入れていったら判定で勝つかな。あとはロッタンは足を止めて戦うので、武尊選手が三日月蹴り、もしくはストレートキックで腹を蹴っていけば効きます」と断言。そして「ロッタンは軸足に重心をかけて後ろ足のヒザが曲がっていないスタイル。打ち合いには強いけどステップワークが不得意なので、三日月蹴りをボディに受けやすくなる。だから三日月蹴りやストレートキックが炸裂すれば、勝てると思います」と予想した。
ちなみにストレートキックとは、久保が素人YouTuberの蹴りの動画からヒントを得て開発した技術で、三日月蹴りとは違う軌道で蹴るテクニック。中足の部分で当て、見た目は前蹴りのように思えるが久保は「前蹴りは相手を押すように蹴ることが多いが、ストレートキックはアッパーのように下から上に蹴り上げて突き刺す」というものらしい。三日月蹴りは相手のヒジ部分に足先が当たり痛めることもあるが、ストレートキックは怪我をする危険性が低いという。
久保は昨年7月に『超RIZIN.3』で斎藤裕をKOしたのが、このストレートキックだという。武尊がこの蹴りを使うのかは分からないが、久保展開予想からは三日月蹴りが効果を発揮する可能性は十分にありそうだ。パンチの打ち合いが見られそうだが、鍵を握るのは意外にも蹴り技というのが久保の見立てだ。
はたして23日は、どんな結末が待っているのだろうか。
▶次ページは、【フォト&動画】久保、武尊勝利の鍵を握る蹴りとは?
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