2025/05/13（火）UP
（最終更新：2025/05/13 19:32）

激突する栗秋祥梧と倉本一真

　6月22日（日）、横浜武道館にて開催される『THE KNOCK OUT』の対戦カード発表会見が13日に都内で行われた。
　[KNOCK OUT-UNLIMITEDスーパーフェザー級王座決定戦 3分3R・延長1R]にて、元KNOCK OUT-BLACKフェザー級王者・栗秋祥梧（KNOCK OUT クロスポイント吉祥寺）と、連続ジャーマンを得意とするRIZINファイターの倉本一真（リバーサルジム新宿MeWe/MAJESTIC）が対戦することが決定した。

【動画】倉本のジャーマンが炸裂！相手は宙に浮いて背中から

　KNOCK OUT-UNLIMITEDルールとは、立った状態、お互いが寝た状態、片方が立っていて片方が寝ている状態など、全ての状況において打撃技（パンチ、蹴り、膝、肘による攻撃）が認められる。投げやパウンドも可能なルールだ。

　栗秋は、第2代KNOCK OUT-BLACKフェザー級王者。左フックなどの強打を武器に、70戦近い戦績を誇る。UNLIMITEDでは過去2戦を行い、中村優作にKO勝利したが、昨年12月30日の『K.O CLIMAX 2024』では元UFCのカルロス・モタに判定負けした。

　対する倉本はレスリングをバックボーンとし、RIZINバンタム級を主戦場とするファイター。12月30日の『K.O CLIMAX 2024』でUNLIMITEDに挑戦し、重森陽太にパウンド連打でTKO勝利した。

　会見で栗秋は「半年ぶりの試合。UNLIMITEDのタイトルマッチをやれるのが嬉しい。しっかりこのベルトを巻いて、僕が引っ張って歴史を作っていく」と、初代王座獲得に闘志を燃やした。
　対する倉本は「半端じゃなく盛り上げて、年末での試合以上にエグい試合をして勝ちたいと思う」と意気込んだ。

　栗秋は「年末からKRAZY BEEの選手たちと練習を始めてMMAをやっているんですけど、怖いものは無いかなと思いますね。（倉本に）投げられるっていうのはあると思うんですけど、投げられないようにすればいいだけですし、MMAの良さが引き出せるルールでもあるので、そこを出していく」とMMA練習の成果を発揮したいと話す。

　レスラーである倉本はジャーマンスープレックスを得意技とし、試合でも頻繁に使用。19年11月の修斗では1試合に8発ものジャーマンを繰り出し、大きな話題となった。
　その倉本に投げ技は出させないのかという質問に、栗秋は「出させる前に終わらせます」と投げを封じ込め勝利すると意気込む。

　これに対し倉本は「一応”投神”と呼ばれているので。投げの神なので、KOされずに投げたいなと思っています」と何が何でも投げるつもりのようだ。

　また、本大会は5大タイトルマッチの実施が予定されており、既に2試合が先日に発表済みだが、この日は栗秋vs倉本に加え、さらに2試合が決定した。