ガリットチュウ福島の柔術セミナーに女優・橘和奈が参戦「学びと刺激がたくさんでした」

2025/08/06（水）UP
（最終更新：2025/08/16 14:55）

　7月31日・8月1日の2日間、東京ビッグサイトで開催された「SPORTEC2025」にて開催された“柔術＆護身術セミナー”に、お笑い芸人で23年の柔術ワールドマスター選手権で優勝したガリットチュウ福島善成が講師に。女優の橘和奈（たちばなあいな）らが参加。楽しみながら深く学べる内容となった

【フォト】橘和奈の柔術シーン、小学生の三角絞めにタップするガリットチュウ福島

　この柔術イベントはスポーツ器具販売の株式会社ザオバが用意した20畳ほどの運動ブースで行われた。講師のガリットチュウ福島は、得意のモノマネと身体を張ったトークで笑いを誘いつつ、時折見せるキレのある柔術テクニックに、初心者から格闘技経験者まで会場全体が惹き込まれた。

　また、特別講師はトライフォース所沢のヘッドインストラクター小林貴絵が務め、女性目線のアプローチで、実際に使える護身術・柔術テクニックを丁寧に解説。モデル・女優として活躍する橘和奈も受講者として参加し、「体験する前は怖さもあったけれど、すごく楽しくて、力に頼らない動きに感動しました」と笑顔で語り、SNSでは「本格的でありつつも笑いが絶えず、学びと刺激がたくさんでした」とつづった。

　さらに、女子競泳界のレジェンドである渡部香生子（わたなべかなこ）も参加。水泳とは異なる体の使い方に新鮮な驚きを見せながらも、持ち前の身体能力を活かし積極的に技を体験。「柔術って、頭も使うんですね。意外とハマりそうです！」と語った。

　セミナーでは観客席から道着姿で見学していた11歳の吉田悟大くんが突如、福島に指名されステージへ。柔術経験者らしい落ち着いた雰囲気を見せながら、福島との“帽子奪取対決”に挑戦。見事に福島の帽子を奪い取ってみせると、そのままスパーリングへ突入。なんと吉田くんは、最後に三角絞めで福島から一本勝ちを収め、会場を沸かせた。勝利のご褒美として、主催者からBULLオリジナルTシャツが贈られ、満面の笑みを浮かべていた姿が印象的だった。

　MC・監修を務めたのはJIU-JITSU NAVI編集長・新明佑介氏。格闘技への深い知見と軽快な進行で、会場をスムーズにリードした。さらに、プロ野球・ラグビー等のコンディショニングコーチの橘内基純（きつないもとずみ）氏が解説として加わり、柔術の身体機能向上への効果や、競技スポーツに応用可能な観点など、専門的な視点を交えたコメントも加えられた。

　本イベントは、柔術未経験者にも柔術の魅力を伝えるきっかけとなる素晴らしい企画だった。格闘技の敷居を下げ、誰でも楽しく学べる機会を提供するこのセミナーは、まさに“柔術・護身術のエンタメ化”とも言えるだろう。

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