2025/08/20（水）UP
（最終更新：2025/08/20 18:44）

元谷vs.神龍に票が集まるたびにストレスを受けていたと明かす伊藤（YouTubeチャンネル『伊藤裕樹のありのまま』）

　9月28日（日）愛知・IGアリーナ『RIZIN.51』で開催される「RIZIN WORLD GP 2025 フライ級（57.0kg）トーナメント準決勝」出場権をかけた総選挙が、昨日19日に都内で行われ、4選手が決定した。警察官のコスプレ衣装を着用して選挙活動をしていた伊藤裕樹（ネックスイチムエ）は、落選してリザーブマッチへの出場となった。伊藤は、20日に自身のYouTubeチャンネルでファンへの謝罪と悔しい思いを明かした。

【フォト】落選の伊藤が涙…、ファンに頭を下げ謝罪、警察官コスプレ姿も

　今回の総選挙は、フライ級GP一回戦を勝ち抜いた5名の中から、ファン・有識者の合計99名が4選手（2カード）を投票するという形式で行われた。その結果、扇久保博正（THE BLACKBELT JAPAN）vsアリベク・ガジャマトフ（ロシア）、元谷友貴（アメリカン・トップチーム）vs神龍誠（神龍ワールドジム）のカードが決定。自動的に伊藤裕樹が落選し、リザーバーに回ることとなった。

投票の前に演説する伊藤

　総選挙前に伊藤は、警察官コスプレ衣装を着用してSNSで選挙活動動画を配信するなど人一倍の努力をしてきたが、厳しい現実をつきつけられた。配信動画で伊藤は「落選すみませんでした」と謝罪後、「地元名古屋で開催で、まさか落ちるとは…」と振り返った。

　そして「最初に扇久保さんとガジャマトフが決まった時、これはヤバイぞと。次の試合の投票になった時に、怖くて目を空けられなかった」と心境を明かした。開票時には「目を閉じとったら、モトヤ-シンリュウ、モトヤ-シンリュウ…が続いてまるで呪いのようだった。もう、やめてーと思った」と元谷vs.神龍に票が集まる瞬間は地獄のようだったという。

　また伊藤は、「人生で初めて人前でスピーチして投票を経験して。この先もやることないでしょう。試合より緊張するわ」と感想を語りつつ、リザーブマッチについては「ここで勝てばチャンスは絶対に回って来るので、頑張ります」と健闘を誓った。

RIZIN総選挙では元谷vs神龍に最も多くの票が集まった（C）RIZIN

　謝罪動画を見たユーザーからは「RIZINは伊藤を見捨てたりはしない。今回の選挙で確実にファンが増えたのはプラス」や「好感度めちゃくちゃ上がったと思います」、また「ララミーにもズールーにも激闘で勝ったのに報われないのがもどかしい、頑張って盛り上げてたしまたチャンス巡ってくるよ」とたくさんの激励や同情の声が寄せられている。

　結果は落選となったが、総選挙を盛り上げたのは間違いなく伊藤だった。リザーブマッチの相手も含めて、次戦がどうなるのか注目したい。

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