【RIZIN】フライ級GP準決勝は扇久保vsガジャマトフ、元谷vs神龍に決定！落選の伊藤「僕のことが嫌いでも…」

2025/08/19（火）UP
（最終更新：2025/08/20 12:51）

　8月19日（火）都内にて、『RIZIN WORLD GP 2025 FLY WEIGHT TOURNAMENT 2nd ROUND総選挙』が開催され、9月28日（日）愛知・IGアリーナ『RIZIN.51』で行われる「RIZIN WORLD GP 2025 フライ級（57.0kg）トーナメント準決勝」に出場する4選手が決定した。

【動画】この総選挙の様子―扇久保・ガジャマトフ・元谷・神龍、そして伊藤の表情

　投票の結果、扇久保博正（THE BLACKBELT JAPAN）vsアリベク・ガジャマトフ（ロシア）、元谷友貴（アメリカン・トップチーム）vs神龍誠（神龍ワールドジム）のカードが決定。伊藤裕樹（ネックスイチムエ）が落選し、リザーバーに回ることになった。

　5名の中から、4選手（2カード）を決めるうえで、“観たい対戦カード” を二回に分けて投票するシステムが取られた。会場に集まったファン、有識者は合計で99名だった。

　最初の投票では、扇久保とガジャマトフがトップ当選。長年、RIZINで堀口恭司ら強豪としのぎを削ってきた扇久保は、選挙前の演説で“対世界”を掲げ、ガジャマトフとの対戦をアピール。その通りに、得票数を集めた。

　現在のUFC王者アレッシャンドリ・パントージャを、過去に倒したことのある扇久保。対するガジャマトフは6戦6勝（5KO・1本）と無敗で、今年7月の初戦では、征矢貴に衝撃KO勝ちを収めている。互いに長期戦にも強く、タフネスぶりを見せつけているだけに、消耗戦は避けられないだろう。

　2回目の投票では、元谷と神龍が選出された。元谷は、選挙前の演説では神龍との“新旧DEEP対決”を掲げてアピール。神龍は、「RIZINフライ級を世界最強にする」と宣言していた。互いに、グラップリングや組みを得意とするだけに、ハイレベルな寝技の攻防も見どころだろう。

　選挙で落選してしまった伊藤について、榊原信行CEOは同大会でリザーブマッチを組むことを改めて発表。伊藤はマイクを持つと「僕のことが嫌いでも、RIZINのことは嫌いにならないでください」と、元AKB48の前田敦子をオマージュしたコメントを残していた。

　MMAの歴史に残る総選挙が行われたが、果たして名古屋大会はどのような試合になるのか。楽しみにしたい。

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