UFC2連敗の朝倉海、5.5kgの壮絶“水抜き”姿公開！やはりバンタムが適正か？

2025/08/27（水）UP
（最終更新：2025/08/27 19:55）

　8月17日（日本時間）に開催された『UFC 319』（米シカゴ）で、2R一本負けを喫した朝倉海（日本）が26日、自身のYouTubeチャンネルでUFC2戦目に向けて過去最高の5.4kgの水抜き減量の様子を公開した。朝倉はフライ級まで落として試合をしているが、これまでのバンタム級で勝負した方がいいという意見も浮上している。

【フォト＆動画】朝倉海、搾り切った限界バキバキボディ！バンタム級→フライ級のボディ比較も

　RIZINで戦っている時の朝倉はバンタム級の-61kgで試合をしてきたが、UFCではフライ級の-57.15kg（＝126パウンド）まで落としている。この背景には、UFCフライ級は他の階級よりも層が薄いと言われているため、日本人初のUFC王者が誕生する可能性が高いという声もあるからだろう。

　体重を落としても調子よく動けるという理由から、朝倉はフライ級まで落としているようだ。

　今回公開した動画は、計量前日の水抜き減量の様子。体重62.6kgから57.15kgまで約5.5kgを水抜きで落とす姿を密着したものだ。

　まず朝倉は1回目の水抜きで湯船に浸かる。60分の予定を80分に延長して行い、終了後すぐにアルミホイールに包まれベッドで15分間汗を出す。体重は61.05kgで1.55kg落とすことに成功。2セット目は約60分で-800gの60.25kg、3セット目は-300で残り2.8kgの59.95kgとなったところで就寝。翌朝に落とすという。

　翌朝は寝ている間に-100g落ちたため、残り2.7kgからスタート。1セット目の水抜きが終わり、1.7kg落ちて残り1kgの58.15kgとなった。2セット目が終わり、残り300gで3セット目に突入し、リミットジャストまで落とすことに成功した。

　水抜き減量の過程や変化する肉体は、ぜひ配信動画で確認してほしいが、試合結果は周知のように一本負けに。動画を見たユーザーからは「毎度計量の時ガリガリ過ぎて心配になる」や「絶対バンタムがいい。バンタムの層があついとか関係なく、完全なベストパフォーマンスだせる状態での試合が見たい」といった適正体重で試合をしてほしいとの声も寄せられた。

　兄の朝倉未来や金原正徳らも、「フライ級だと全体が弱くなっている」や「バンタム級の方が合っている」と指摘しているため、体重を落とすことができても良さが消えているのでは？という声が浮上している。

　一般的に減量幅については体重の4%が理想と言われているが、そもそも体脂肪率が低いアスリートや格闘家は、これにあてはまらないのかもしれない。ましてや当日のリバウンドを利用して体重を増やして戦う選手がほとんどのため、減量幅を少なくすることでのデメリットも考えられる。

　5.5kgの水抜きは、どのくらいまで体脂肪率を落としてからの数字なのかが影響してくるため単純な比較はできないが、海の搾り切った身体を見る限り限界に達しているような印象もある。

　海は階級を上げるかどうかを検討すると公言しているため、バンタム級でUFCに再挑戦する可能性もあるが、変更できるのかも含めて今後がどうなるのか気になるところだ。

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