2025/10/11（土）UP
（最終更新：2025/10/11 21:16）

繁那（左）と壱（右）がWBCムエタイ日本タイトルを争う

　10月12日（日）、東京・後楽園ホールで開催される『KNOCK OUT.58』の前日計量が11日、都内で行われた。［WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王座決定戦 3分5R］に出場する繁那（R.S-GYM）は55.30kg、壱・センチャイジム（センチャイムエタイジム）は55.10kgでともに計量をパスして、仕上がったボディを見せた。

【フォト】繁那と壱が仕上がった腹筋アピール！

　KNOCK OUTではこれまで、OFG着用のヒジありのルールをREDルールとして実施してきたが、この度WBCムエタイ日本支部と提携。純粋なムエタイルールで実施するWBCムエタイの日本王座決定戦を実施する運びとなった。この王座決定戦は、繁那と壱・センチャイジムで争う。

繁那は20ラウンド戦う体力をつけてきたと明かす

　計量を終えた壱は「明日はWBCという現役中に絶対に獲りたいと思っていたタイトルに挑戦するチャンスをいただいたので、絶対に勝ち取ります」と意気込み。繁那は、「久しぶりに狩りに行ける立場になったワクワクしています」と試合が待ち切れない様子だ。

　壱がベルトへの思いについて「権威のあるベルトですし、僕はもっと上のインターナショナル、ワールドチャンピオンへ向けて練習を積み上げていきたい。ここで満足せずに1戦1戦やっていきます」とコメントすれば、繁那は「このベルトは日本特有の桜が入っていてカッコいいです」と目の前に置かれたベルトに興味を示した。

壱はムエタイの醍醐味を見せたいと主張

　5ラウンド制について、壱は「5ラウンドのムエタイが一番得意。ここをとって、WBCムエタイがなくならないようにしたい」とムエタイの醍醐味を見せたいと明かす。繁那は「この前5ラウンドの試合だったけど1ラウンドで終わったので、自分は10ラウンドでも20ラウンドも戦える体力があるので、楽しみです」と長いラウンドでも問題ないという。

　フィニッシュについては「WBCムエタイなので、KOならばヒジかヒザ、あとは5ラウンドの完封判定で勝ちます」と壱。繁那は「アニメの主人公のように勝ちたい。好きなアニメ？孫悟空でしょ。強いと思っているので憧れです。40歳、50歳になっても同じことを言っていると思います」と熱く語り、会場が和んだ。

　そしてアニメの話題になると、壱は「僕はアニメは見ないんですけど、最近は娘の影響で『アンパンマン』を見ています。アンパンチ決めたいですね」と記者を笑わせる場面も飛び出した。

　明日は繁那の“かめはめ波”か、それとも壱の“アンパンチ”のどちらが炸裂するのか楽しみだ！

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