2025/12/11（木）UP
（最終更新：2025/12/11 16:41）

パヌワット（左）と常陸飛雄馬（左下）がSフェザー王座をかけて激突！

　26年1月18日（日）、東京・後楽園ホールで開催される『RISE 195』のカード発表会見が11日に都内で行われた。［第7代スーパーフェザー級（-60kg）王座決定戦 3分5R・延長1R］で、パヌワット・TGT（TARGET）と常陸飛雄馬（TARGET SHIBUYA）がベルトをかけて対戦する。2人は前回の同トーナメント一回戦を勝ち進み、今回は決勝での顔合わせとなる。

【動画】パヌワット、豪快な右でダウンを奪う瞬間！

　RISEスーパーフェザー級王座は、前王者・大雅がMMA転向のため返上。前回の10月大会で第7代RISEスーパーフェザー級王座決定トーナメントが行われ、パヌワットが細越竜之介からダウンを奪い判定勝ち。常陸もGUMPから判定で勝利し、ともに決勝へ進んだ。

　常陸はタイ修行のため会見を欠席。会見では「1月18日は必ず勝ってベルトを巻きたいと思います。相手の印象は、一発があってうまい戦いもできるタイ人です。でも必ずKOで勝って締めくくり、来てよかったなと思える試合をしますので、ぜひ会場へ来てください」とメッセージが送られた。

会見でコメントするパヌワット

　会見に登壇したパヌワットは「ここまで来れたのは、みなさんの応援のおかげです。前回の試合は逃げたくなる気持ちもありましたが、みなさんの期待に応えられるような試合をしてチャンピオンになりたいと思います」と意気込みを語った。

　常陸の印象については「強いパンチを持っている選手。強い心を持っています。試合はどうなるか分からない内容になると思います」と警戒の色を強めていた。

　激闘型の常陸のファイトスタイルについて、パヌワットは「彼のスタイルに合わせられるように練習してきました。防御、カウンター、僕のテクニックを見せることができると思います。前回はサウスポーが相手だったので難しい試合になりましたが、今回は右利きなので前回見せられなかったところが見せられると思います」と自信を見せた。

　パヌワットは現在所属するTARGETでトレーナー業もしているが、「トレーナーの仕事の合間や休みの時間を使って、いかに試合に備えるかが僕のチャレンジ。全力で取り組んでいくことが、僕のやるべきこと。すべては心の持ち方です」と語り、強い意志を見せた。

　また、常陸が自分の母国タイで練習していることについて、パヌワットは「会見に来て初めて知りました。彼の全力、心意気が伝わりました。でも誰がどこで練習をしようが、すべてはリングの上でわかることです」と気にしていないと語る。

　そしてパヌワットは「日本に来て強くなったのは向上心です。今、僕は日本に住んで日本人と接していますが、日本人の何事も全力で取り組んでいる姿を見て刺激を受けています。そうした姿勢を見て、自分も学んでいます」と、モチベーションが高くなっているとも明かした。

　大会当日の決勝戦で勝つのは、パヌワットか常陸か。異国で研鑽を積む者と、日本で磨き続ける者。両者の歩んだ道がぶつかる決勝戦で、真の王者が決まる。

＜選手データ＞

▼パヌワット・TGT（TARGET／同級1位）
戦績：61戦51勝（8KO）8敗2分／オーソドックス／2024年RISEスーパーフェザー級漢気トーナメント優勝
前戦は今年10月『RISE 192』の［第7代RISEスーパーフェザー級（-60kg）王座決定トーナメント1回戦］にて、細越竜之介から判定勝ち。

▼常陸飛雄馬（TARGET SHIBUYA／同級3位）
戦績：21戦14勝（9KO）6敗1分／オーソドックス／2016、2017年全日本学生キックボクシング連盟フェザー級王者
前戦は今年10月『RISE 192』の［第7代RISEスーパーフェザー級（-60kg）王座決定トーナメント1回戦］にて、GUMPから判定勝ち。

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