2025/12/18（木）UP
（最終更新：2025/12/18 20:41）

朝倉未来は、シェイドゥラエフ戦へ向けて秘策はあるのか？

　前田日明が、17日に自身のYouTubeチャンネルにおいて、12月31日（水）さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN 師走の超強者祭り』の朝倉未来（JAPAN TOP TEAM）vs.ラジャブアリ・シェイドゥラエフ（キルギス）のRIZINフェザー級タイトルマッチを分析。前田は朝倉側に立ち、「これが当たったらというのを1つ2つ気が付いた」と語った。

【動画】前田日明、朝倉未来のシェイドゥラエフ攻略のヒント語る

　朝倉vs.シェイドゥラエフ戦について前田は、「普通に考えたら無理ですよ」と朝倉が圧倒的に不利と予想。その理由として「K-1チャンピオンだった久保優太があんなにやられるなんて」と打撃で顔がボコボコになって敗北した久保とシェイドゥラエフの試合を見て、それを痛感したという。

前田日明は朝倉未来のシェイドゥラエフ攻略法を語った（『前田日明チャンネル』）

　そして前田は、「シェイドゥラエフは力もすごくありますし、スタミナも無尽蔵。打撃のセンスがあって、目もいい。隙がないですね。つばぜり合いになっても判定勝ちはないでしょう」と王者に死角なしと見ている。

　だが、それでも朝倉に勝機があると見ている前田は、「イチかバチかでやれないかなと思っています。誘って、狙っている打撃を当てに行く。ギャンブルですよ。未来は日沖戦でアゴを狙って勝ったこともあった。勝つならば早いラウンドで、フラッシュダウンからパウンドでしょうね」と勝ちパターンが頭に浮かんでいるようだ。

朝倉未来は世界一の寝技師マイキー・ムスメシとスパーリングか？（朝倉未来のインスタグラムストーリーより）

　朝倉が初めてRIZINに参戦したのは、2018年の元修斗・SRCフェザー級王者の日沖発戦である。圧倒的不利の状況をひっくり返し、ハイキックからのパウンド攻撃で朝倉がTKO勝ちを収めた。あの時と今では状況はまったく違うが、朝倉の下馬評不利ということだけに関しては同じともいえる。前田は、朝倉の奇跡を起こす姿に期待しているのかもしれない。

　そのためには「序盤に飲み込まれないようにしないといけない。ポジションを取られないようにする必要がある」と開始直後の間合いが重要だと前田は指摘し、「シェイドゥラエフは穴がないんだけど、これが当たったらというのを1つ2つ気が付いた。未来が自分からやると言ったのは自信があるからだと思うので、一発勝負かけたら分からない」と続けた。

　試合前なので、具体的な内容は明かさなかったものの、前田はすでに朝倉にシェイドゥラエフ攻略法のヒントを伝えているのだろうか。

　朝倉は、現在33歳。前田は「シェイドゥラエフに勝てるようならば、UFCに挑戦した方がいい。これが最後のチャンス」と勝利後のUFC挑戦を勧めた。まさかが起こるのが、格闘技。朝倉がシェイドゥラエフをKOしたら、これはとんでもないことになりそうだ。

▶次ページは、【動画】前田日明、朝倉未来のシェイドゥラエフ攻略のヒント語る