超人イリエマン、猪木vsアリ50周年で奇跡の一本勝ち!RIZINにヒクソン戦を提言
6月26日(金)、東京・ベースメントモンスター王子で開催された『格闘技のおもちゃ箱ACF122 × 道頓堀プロレス2026 東京大会2』の猪木対アリ50周年記念スペシャルマッチで、超人イリエマン(キングダムエルガイツ)が元プロボクシング日本ライト級1位の中森宏(ヨックタイジム)に1R一本勝ちを収めた。
この試合には「1.立った状態でのキック禁止」「2.ロープに触れた相手への攻撃禁止」「3.頭突きや肘打ちなども禁止」など独自の制限が設けられている。50年前の同日に行われた猪木vsアリ戦や、10年前のイリエマン率いるキングダムエルガイツの始祖であるUWFインターナショナルの先輩・田村潔司vsエルヴィス・モヨ戦。そして昨年のイリエマンの試合を含め、過去にプロレス・格闘技側の選手が誰も勝利できなかったという最難関ルールだ。
この戦いに必勝を期していたイリエマンは、ロープエスケープを防ぐ形での極め技「アナコンダツイスト」を新たに開発。加えて、猪木・アリ状態からの膠着に対応した、手足で身体を支え宙に背中を浮かせた体勢(クモ状態)からカーフや顔面を蹴る技を「タランチュラ攻撃」と名づけて準備するなど、万全を期して臨んだ。
会場は増席分も含め、全席完売の超満員。試合前、イリエマンは「今年は50年目の節目。世界格闘技の日という偉大なる先人が残してくれた歴史的なこの日に、この無謀な挑戦で必ず勝利する」と意気込みを語っていた。
試合で先に動いたのはイリエマン。スライディングからのカーフを目がけた強烈なアリキックを中森にヒットさせ、前足を大きく流す。下から関節蹴り、カーフへの連続攻撃を凌ぎながらパウンドを仕掛ける中森。しかしイリエマンは一瞬の隙をついて腕ひしぎ逆十字固めへ移行した。韓国世界大会でUFCの殿堂入り王者ダン・スバーンを沈めた得意技に、腕を伸ばされながらも粘りを見せた中森だったが、無念のタップ。10日前に57歳を迎えたイリエマンが、歴史的勝利を収めた。
試合後にマイクを握ったイリエマンは「50年前のアントニオ猪木さんとモハメド・アリさんが戦ったこの日に最後のチャンスで勝つことができました。僕には3つの夢があります。1つは、UWF直系のキングダムエルガイツを日本一の団体にすること。もう1つは世界一近い距離の打撃戦、タイヤファイトを世界コンテンツにすること。その為にはブレイキングダウンとの全面対抗戦に必ず持ち込みます!そして3つ目は、キングダムの先輩・高田延彦が、1997年10月11日に東京ドームでヒクソン・グレイシーに敗れました。そして旧キングダムは潰れました。それから30年。僕はキングダムエルガイツを率いてここまでやってきました。RIZINさん!PRIDE1が出来たのも、今のRIZINの攻勢があるのも僕の先輩の高田延彦さんが戦ったからです。僕は30年目の来年2027年10月11日にヒクソン・グレイシーと刺し違える覚悟で動いています。皆さん応援お願いします」とアピールした。
かねてよりヒクソン戦での引退を公言してきたイリエマンは、30年間で培った全人脈を使い、この最終決戦の実現へ動くことを宣言。誰からも無理だと言われても、何度も這い上がってきたイリエマンの格闘技人生。Uという宿命の中で、もがき、苦しみながら自身が決めた最終目的地。来年の10月11日に奇跡は起きるのか、注目が集まる。
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