「日本人初のUFC王者になるだろう」平良達郎の衝撃KO勝利に、レジェンドら絶賛
12月7日(日本時間)米国・ラスベガスで開催された『UFC 323』のフライ級戦では、平良達郎(日本)が元同級王者ブランドン・モレノ(メキシコ)に2R、背後からパウンドを叩き落とし衝撃KO勝利!これにUFC最多防衛記録を持つデメトリアス・ジョンソンも「彼は日本人初の王者になる」と太鼓判を押し、他の元王者もそれに続いた。
相手のモレノは2度のUFCフライ級王者に輝き、アグレッシブな打撃で不人気階級だった同級を盛り上げた功労者。試合前はランキング2位で、王座返り咲きを見据えていた。
平良は卓越したバックコントロール&チョークに突出し、UFCで連勝街道。昨年10月には王座挑戦権をかけた同級1位ブランドン・ロイバルとの激闘に惜敗したが、今年8月は打撃でのダウンも奪う圧倒内容の一本勝ちで再起していた。
試合は1R、下になったモレノが横三角を狙い続け膠着も、終盤は平良が打撃で優勢。
2Rは平良が“四つ組み”から見事なテイクダウン。受け身が取れず崩れたモレノに対し、平良はバックへ回って4の字ロックで身体を伸ばし、背後から打撃を連打。レフェリーストップとなった。
これで平良はタイトルマッチへ王手。セミの同級タイトルマッチでは、王者アレシャンドレ・パントージャが左腕負傷で26秒陥落し、24歳のジョシュア・ヴァンが新王者となった。
この圧勝に、“UFCフライ級史上最強”とも評されるデメトリアス・ジョンソンは7日、自身のYouTubeで「日本のMMAについてはいつも朝倉海や堀口恭司のことばかり聞かれる。しかし彼、平良達郎こそが、日本からUFC世界王者になる“次のファイター”だと思う」と、平良こそ日本人初のUFC王者になると予想。
平良の強みについては「彼は超攻撃的なグラップリングをする。多くのファイターはバックを取るとキープに終始するが、彼は激しいパンチを打ち込み、フィニッシュに向かう」と“貪欲さ”を評価。
さらに「今回、彼はモレノを“チェックメイト”の体勢にし、首や側頭部に強烈なパウンドを打ち込んだ。ストップが早いという声もあるが、あそこから抜けるには更に強い打撃を受けるのは確実。レフェリーはそれを防いだだけだ」と、物議を醸したストップの妥当性も語った。
元UFCミドル級王者マイケル・ビスピンも自身の動画で「実は俺は前から彼に夢中だった。確かにロイバルに一度負けたが、そこから飛躍的に改善した」と賞賛。
同じく元王者のイスラエル・アデサニヤも配信で「彼はスパイダーモンキーみたいだ。本当に上手い」「(平良の)腕が(モレノの)脚に勝利した。めちゃくちゃパワーがある」と、技術やパワーを称えた。
フライ級のタイトルマッチは、新王者ヴァンと負傷のパントージャのリマッチ、あるいは今月13日に行われる[マネル・ケイプ vs ブランドン・ロイバル]の結果も考慮されるとの見方がある。
またダナ・ホワイト代表は大会後、「王者ヴァン vs 平良達郎を日本で行うアイデアは気に入っている」と、日本開催の可能性にも言及。今後の動向に注目したい。
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