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【レベルス】SFKが誇るfire仭士&皇治の二大王者、韓国勢をKO

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2013/10/13(日)UP

eFightの「M-1ムエタイチャレンジ」&「REBELS」特集
「ここが凄いよ!梅野源治」元WPMF世界王者・加藤督朗が解説、森井洋介のサンドバッグ&スパーリングをキックの鉄人・藤原敏男が解説、ウィラサクレック会長直伝!ハイキックをうまく当てる方法、梅野&森井のインタビューなど多数

SFKキックボクシングジム/REBELSプロモーション
「SFK~7th anniversary~ ×REBELS -SPIRIT FIRE KOBE-」
2013年10月13日(日)大阪・阿倍野区民センター大ホール
レポート:布施鋼治

「10月13日は本当のジム設立7周年。いいタイミングだと思って、初めて主催興行をやってみました」(寒川慶一代表)マッチメークは華やかの一言。最近、KING皇兵や皇治が主戦場とするREBELSも全面支援したことでSFK×REBELS(平井ジム)の対抗戦が2試合組まれたほか、ダブルメインを飾った日韓対抗戦、そして日泰対抗戦と趣向を凝らしたマッチメークが並んだ。

「最近、上の5名は東京での試合が多い。今回は久々に地元へのお披露目という意味もありました」(同)
現地の評判は上々で、大会1カ月前には前売りチケットが完売したという。

 果たして当日会場は700名と超満員の観衆で埋まり、前座に組まれたSFKジュニアファイトから大いに盛り上がった。とくに力を入れたという演出面も見逃せない。入場ゲートには巨大スクリーンを設け、主要選手はPV(プロモーションビデオ)を制作。個々のキャラクターをわかりやすく紹介するなど、会場の盛り上がりに一役買った。

「メジャー(東京)で勝ちたい」という活動方針は変わらないため、次回興行の開催は未定ながら、初の本格的な自主興行が大成功を収めたことは確か。来年は、REBELS主催興行のナンバーシリーズも地元に呼び込む計画も進行中だという。さらに勢いを増したSFK勢は再び東京へ出撃するつもりだ。


 


▼ダブルメインイベント2(第9試合) REBELS60kg級 3分3回戦延長1R
○fire仭士(SFKキックボクシングジム/J-NETWORKスーパーフェザー級王者)
KO 2R2分40秒 ※右フック
●キム・ジョンヤン(韓国/KUK JE GYM/CMA KOREA)

 日韓対抗戦のトリを飾ったのは、現J-NETWORKスーパーフェザー級王者のFire仭士(ひろし)。1Rから得意の右と左ミドルをテンポよくヒットさせ、キム・ジョンヤンを下がらせる。続く2R、「そろそろ倒して」という観客の声援を背に、仭士は右ローを集中砲火。下半身への攻撃を嫌がり始めたキムに対して、右フックを合わせていく。そして、キムがワンツーからの左ミドルで反撃を試みた矢先に、痛烈な右ストレートを一閃。これで先制のダウンを奪う。

 苦悶の表情を浮かべながらキムは立ち上がったものの、明らかに鼻が曲がっている。ドクターがチェックに入ろうとすると、鼻が折れたと判断したキム陣営はタオルを投げ入れた。試合後、仭士が「内容的には満足していない。東京でまたひと暴れしたい。SFKの代表選手のひとりとして頑張っていきたい」とアピールすると、場内は温かい拍手に包まれた。


 


▼ダブルメインイベント2(第8試合) REBELS60kg級 3分3R延長1R
○皇治(SFKキックボクシングジム/REBELS60kg級4位、トリビュレート・スーパーフェザー級王者)
TKO 2R 1分28秒 左ボディーフック
●ジャン・ヨンホ(韓国/KUK JE GYM/CMA KOREA)

 ダブルメインイベントとして組まれた日韓対抗戦で先陣を切ったのは、トリビュレート・スーパーフェザー級王者の皇治。会場人気は一番で、入場してくるだけでも観客席はますますヒートアップした。青コーナーから登場したのは、5月3日のGLORYにも出場したジャン・ヨンホ。身長では皇治よりも高い元ボクサーだ。

 そんなヨンホに対して皇治は1Rから力強いローとパンチの連打で攻め立てる。ボディへのパンチやヒザ蹴りも効果的に映った。その勢いで皇治が右ローでスリップダウンを奪うと、ヨンホは完全に右足を痛めたのか、すぐに立ち上がれない。ダメージが大きいと見なしたレフェリーはすぐダウンを宣告した。

 2Rになっても、皇治の勢いは止まらない。右ローで2度目のダウンを奪うと、ヨンホは青息吐息。なんとか立ち上がってきたが、とどめとばかりに皇治が右フックをボディに食い込ませると、3度目のダウンを喫した。ここで試合続行は無理と判断したのだろう。ヨホンのセコンドはタオルを投げ入れた。

 試合後マイクを握った皇治は「普通の選手では終わりたくない。もっと有名な選手になって寒川会長に恩返しをしたい」と、“宿敵”町田光へのリベンジを誓った。


 


▼セミファイナル(第7試合) REBELS-MUAYTHAIスーパーバンタム級 3分3回戦 延長1R
○永椎太陽(MSJ/J-NETWORKスーパーバンタム級4位)
延長判定2-1 ※10-9、10-9、9-10
●ナロンチャイ・ドラゴンテイルジム(タイ/元ラジャダムナンスタジアム認定フライ級6位)

 セミファイナルとして組まれたのは日泰対抗戦――SFKの寒川会長と親交の深い永椎大樹(なかし・たいよう)がナロンチャイ・ドラゴンティルジムに挑んだ一戦だった。現在、永椎は福岡でMSJキックボクシングジムの代表を務める傍ら、現役活動を続け、J-NETWORKスーパーバンタム級3位にランクインしている。

 1R、余裕の微笑を浮かべながら、ナロンチャイはときおりシャープな左ミドルやヒジ打ちを出して観客席をどよめかせる。しかし2Rになると、ナロンチャイは途中で息切れ。逆にボディストレート、ローなど攻撃を散らしてきた永椎に試合のペースを奪われかける。

 続く3R、復調したナロンチャイは左ミドルを連打するが、決定打には至らず(ジャッジは三者とも30-30)試合は延長戦へ。疲労の色を浮かべながらも左ミドルでポイントをとりにきたナロンチャイに対して、
永椎はカウンターのパンチで応戦。

 セコンドについた寒川会長の「休ませるな」というゲキを受けながら、手数でナロンチャイを上回り、2-1で薄氷の勝利を収めた。


 


▼第6試合 REBELS60kg級 3分3R延長1R
○KING皇兵(SFKキックボクシングジム/REBELS-MUAYTHAIスーパーフェザー級1位)
延長判定3-0 ※三者とも10-9
●渡久山ゆうた(平井ジム/WPMF日本スーパフェザー級8位)

 このところ、ヤスユキや歌川暁文を下すなど絶好調の“最果ての用心棒”KING皇兵が関西に凱旋。SFK×REBELS対抗戦の主役として登場し、WPMFスーパーフェザー級8位の渡久山裕太を迎え撃った。最近の好調ぶりを裏付けるかのように、皇兵は1Rから強いプレスをかけていく。しかし、連戦疲れのせいか、2Rからは手数が極端に減ってしまう。

 対照的に渡久山は左ハイや組んでのヒザ蹴りで試合の主導権を奪いかけているようにも映った。それも決め手とはならず、試合は延長戦へと突入した。ここで皇兵は奮起。2~3Rの汚名を挽回するかのように、パンチを連打。その勢いで右ローをダブルで決めると、やや疲れの色が見え始めた渡久山はバランスを崩した。
これが決勝ポイントとなって、判定は三者とも10-9で皇兵。苦しみながらも4連勝をマークした。


 

▼第5試合 REBELS62kg契約 3分3R延長1R
○加藤真也(平井ジム/WPMF日本スーパライト級9位)
延長判定2-1 ※10-9、10-9、9-10
●服部浩典(SFKキックボクシングジム/J-NETWORKライト級9位)

 注目のSFK×REBELSの対抗戦は2試合。まず第5試合にはDEEPファイティングロードチャンピオンシップ優勝者で現在はキックボクサーとしての活動に重きを置くJ-NETWORKライト級9位の服部浩典が登場。東京から来襲したWPMF日本スーパーライト級9位の加藤真也と対戦した。

 1R、カウンターのヒザ蹴りを狙う加藤に対して、服部は右アッパーをヒットさせる。続く2R、服部がパンチの連打を見せれば、加藤もヒザ蹴りで応戦するクロスファイトに。結局、3Rも乱打戦となったが、決着はつかず勝負は延長戦に突入した。ここでも、加藤は愚直なまでにヒザ蹴りにこだわり、服部を追い込む。
終了間際にはパンチの打ち合いになったが、服部の劣勢は否めない。ジャッジは2-1で加藤の勝利を支持した。

▼第4試合 スーパーバンタム級 3分3R延長1R
○小野剛史(SFKキックボクシングジム)
判定3-0 ※30-27、30-27、30-28
●小椋光人(拳之会/ニュージャパンキックボクシング連盟)

▼第3試合 ライト級 3分3R延長1R
○TAISUKE(SFKキックボクシングジム)
KO 2R2分16秒 ※左フック
●西尾ヒロカヅ(Dropout/元NKBライト級10位)

▼第2試合 60kg級 3分3R延長1R
○どん冷え貴哉(Dropout)
KO 2R2分3秒
●大西宗治(SFKキックボクシングジム)

▼第1試合 60kg級 3分3R延長1R
○小田遼太(SFKキックボクシングジム)
延長判定2-1 ※10-9、9-10、10-9
●百姓A(Dropout)

▼オープニングファイト第2試合 68kg契約 3分2R延長1R
○村本知史(ANCHOR KICKBOXING GYM)
判定3-0 ※19-18、19-18、20-18
●井上雄策(SFKキックボクシングジム)

▼オープニングファイト第1試合 67.5kg契約 3分2R延長1R
○鈴木孝司(SFKキックボクシングジム)
判定2-0 ※19-19、19-18、19-18
●粟野怜也(ANCHOR KICKBOXING GYM)

 

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