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【ムエタイ】石井一成、3年ぶりの草ムエタイでラジャ主戦場の選手を撃破

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2016/03/27(日)UP

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「スック・ワンパク・ワンパッ」
2016年3月21日(月・現地時間)タイ・サラブリ県バンモー郡特設リング

3年ぶりの草ムエタイで勝利した石井一成(右)

▼第7試合 セミファイナル
○石井一成(エクシンディコンジムJAPAN/東福岡高等学校2年在学)
判定
●ペットエーク・ソーサクナリン(ルーポンケー)(タイ)

 現在、東福岡高等学校(2年生)に在学しており、学業とタイ遠征の両立を図っている石井は、4月から3年生へと進学する。現在、ムエタイ殿堂スタジアムのひとつ、ラジャダムナンスタジアムでランキング入りを目指しており、そのためには本場で最低でも年間6試合をこなし、その勝率によって決定するが、石井は昨年12月に同スタジアムで判定負けを喫してしまった。

 今回は今年初のタイ遠征でサラブリ県での試合となった。場所はサラブリ県バンモ―郡の村祭りのリングだ。これまで、ラジャダムナンやルンピニーでの試合の多かった石井だが、久々の草ムエタイでの登場となる。草ムエタイのリングといえど、試合をマッチメークするのはラジャダムナンプロモーターのギントン氏であり、対戦相手もラジャダムナンで実績のある選手だ。相手のペットエークは戦績50戦ほどで35勝してるという実力派で、これまでにラジャを主戦場に戦ってきた18歳。

 試合会場の持つその雰囲気で、どんどん試合の流れ自体までもが変わっていくムエタイにおいて、石井が、この地方のリングでどのような動きを見せてくれるか。

 試合は初回と2R、石井はジャブからローを軸に攻めると、ペットエークはミドルで応戦してきた。このミドルがコンパクトでとても素早かったが、石井の右ローもペットエークの急所をとらえる。

 3Rに入り、石井のローキックが定着してき始めた頃、ここで石井のハイキックがペットエークの顔面をかすり、試合はさらに石井が圧倒してきたかに見えたが、3R終了時点の賭け率はペットエーク優勢15-1という大差がついていた。普段と違った地域のリングということで、日本人の石井の事を誰も知らないから、ここまで大きな差がついてしまったのだろう。

 だが4Rに入り、ここでさらに石井が左のハイキックをヒットさせると、場内ギャンブラーも納得しはじめたのか、ここでようやく賭け率が石井側に傾いた。

 最終R、試合内容でも賭け率でも勝っていた石井は、さらに顔面前蹴りなどを当て優勢ぶりをアピール。石井は判定勝ちを決めた。

 今回は草ムエタイのリングという事で、石井の主戦場であるラジャダムナンより、ひとまわり小さいリングということもあったのか、または観客との距離が近かったためか、両者は嫌でも距離がつまっていき常に打ち合わざるをえない感じだった。

 3分5Rの間、常に打ち合い会場は大いに沸いたが、だが選手の体力消耗は激しかっただろう。そんな試合ペースにありながら、石井は最終ラウンドまで数々の蹴りをヒットさせることができた。

 試合後、石井は「約3年振りの草ムエタイでした。ここで負けたら後がないと思い全力でいきました。今回はいつもより早くタイ入りしてジム合宿していました。朝夕の練習でしっかり自分を追い込めたので自信もありました。次の試合はもう決まったので、一直線に突っ走る気持ちで挑みます。今後とも応援よろしくお願いします」と自信に満ちた笑顔で語ってくれた。

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写真・レポート提供/早田寛(シンラパムエタイ) 

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