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【ムエタイ】石井一成、ルンピニーで格上相手に勝利

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2015/06/06(土)UP

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「スックムエタイルンピニーグリッククライ」
2015年6月6日(土・現地時間)タイ・ルンピニースタジアム

▼第4試合 体重ハンディマッチ
○イッセイ・ウォーワンチヤイ(=石井一成/エクシンディコンジムJAPAN)109ポンド
判定3-0 ※三者とも50-47
●エークデチャー・シッモーナム(タイ)110ポンド

 当初はペットパノムトゥアン・シットモンチャイ(タイ)と108ポンド契約で対戦する予定だった石井だが、ペットパノムトゥアンの怪我により、試合の2日前に対戦相手が変更した。

 109ポンドの石井に対し、新たな相手、エークデーチャーは110ポンド。エークデーチャーはバンコク出身の21歳、タイでの戦績が約80戦あることから、石井よりも格上の相手といえるだろう。

 初回、エークデーチャーの動きは素早く、体の揺さぶりや細かなフェイントで石井の攻撃のタイミングを殺していく。石井はエークデーチャーとの距離を詰めていくが、2R終了まで大きな動きはなかった。

 3Rに入り、石井はすばしっこく下がるエークデーチャーとの距離を詰め、前蹴りから距離を探り、ローキック、そして返しのパンチへとつなぐ。

 4Rに入り、ここで攻防が激しくなる。エークデーチャーが素早いミドルを繰り出すと、石井はローキックからパンチ、そしてミドルキックへとつなげた。石井のパンチを食らうエークデーチャーはムキになってミドルキックを合わせてきたが、さらに石井の左フック、そして右のストレートが決まるとエークデーチャーは顔を鼻血で染めた。

 それまで差のなかった勝敗賭け率が、ここで石井優勢の5-1まで開く。最終Rになり自身の不利を悟ったエークデーチャーは石井を倒しに迫ってくるが、石井はさらに前蹴りとパンチで退ける。ジャッジは三者とも50-47で石井が勝利となった。

 試合後、石井は「急な対戦相手の変更などありましたが、気にせずベストコンディションで挑めました。テレビマッチだったので緊張してなかなかペースを握めませんでしたが、最後は自分の攻撃を見せ付け、勝てて良かったです。応援してくれた方々、ありがとうございました。また応援よろしくお願いします!」とコメントした。

 写真/(C)HIROSHI SODA

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