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【Krush】寺戸がK-1のボンジョバーニを初回KO

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2016/09/30(金)UP

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前王者・中島(左)の再起戦は接戦となった

▼第6試合 Krush -70kg FIGHT 3分3R・延長1R
○中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット/第3代Krush -70kg級王者)
判定2-0 ※29-29、30-29、30-29
●小鉄(K-1ジム目黒TEAM TIGER)

 今年4月にKrush -70kg王座から陥落した中島が再起戦。対する小鉄は山本優弥を1Rわずか41秒でマットに沈めた強打の持ち主。昨年8月にKrush -70kg次期挑戦者決定戦で山内に敗れるまでは、3連続KO勝ちを収めている。

 1R、中島は鋭いジャブを当てていき、小鉄のパンチは両腕でしっかりブロック。後半、小鉄は中島のボディに前蹴りを当て、3連打の3発目でガードの隙間を打つ。

 2R、小鉄は前蹴りを連発。ガードを固めて前に出てくる中島にジャブを打ってガードを固めさせての右ロー。中島も右ローを狙い撃ちにするが、打っては離れる小鉄に手数では負けている。

 3R、両者パンチからローの蹴り合い。中島が右ストレートをヒットさせる。手数を出す小鉄に対し、一発が強い中島。前に出続けた中島が接戦を制した。


 

前王者を相手に激しい打撃戦を繰り広げた石田(左)

▼第5試合 Krush -55kg Fight 3分3R・延長1R
○石田圭祐(フリー)
延長R 判定2-1 ※10-9、9-10、10-9
●堀尾竜司(TRY HARD GYM/第4代Krush -55kg王者)
※本戦の判定は30-29(石田)、29-29、29-29

 堀尾は3月のKrush-55kgタイトルマッチで寺戸に敗れて王座陥落。約5カ月の休養を経て臨んだ8月20日のKrush名古屋大会で、倉崎昌史を豪快なハイキックでマットに沈め復活を果たした。対する石田は18戦14勝(8KO)4敗の戦績を持つ新進気鋭の21歳。

 両者は今回が3度目の対戦。初対決は2013年10月の「Krush YOUTH GP 2013 -55kg Tournament」の1回戦、2度目の対決は「第4代Krush -55kg級王座決定トーナメント」の1回戦で、いずれも堀尾が勝利している。

 1R、堀尾が左右フックからの右ローで攻めると石田はボディを狙い撃ち。堀尾をコーナーへ詰めてボディからの連打で釘付けにする場面も。

 2R、ボディを攻める石田は堀尾の得意技である飛びヒザ蹴りを繰り出す。押され気味の堀尾だったが、ミドルと顔面前蹴りで反撃。それでも石田は前に出てコンビネーションを回転させる。

 3R、石田はミドルとヒザ、そしてパンチでボディを攻め、顔面へのパンチとつなぐ。劣勢の堀尾は打ち合いに行き、左フックを連続ヒット。石田も打ち合いに行くが、堀尾がドローに持ち込んで勝負は延長戦へもつれ込む。

 頭と頭がくっつくほどの接近戦で打ち合う両者。その間にも石田はヒザをボディに突き刺す。両者とも死力を尽くした打ち合いは、石田が僅差の判定で制し、元王者を破った。

●次ページ:”ネパールの豪腕”モハン・ドラゴンのKrushデビュー戦

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