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【新日本キック】江幡が秘密兵器でKO勝ち、ラジャ再挑戦をアピール

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2017/03/12(日)UP

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斗吾(左)の右フック強打が炸裂、今野(左)を返り討ちにした

▼第9試合 メインイベント 日本ミドル級タイトルマッチ  3分5R
○斗吾(伊原道場本部/日本ミドル級王者)
TKO 1R 2分26秒 右フック
●今野顕彰(市原ジム/日本ミドル級1位・挑戦者)
※斗吾が初防衛に成功。

 両者は2015年9月20日に日本ミドル級王座決定戦で対戦し、壮絶な打ち合いの末に斗吾が3RにKO勝ちして王座を獲得している。しかし、その後の今野は5連勝5KO。勢いに乗って王座奪取&リベンジに挑んだ。

 1R、早くも強打を爆発させたのは斗吾の方。左右フックを叩き付け、今野を下がらせる。クリンチでピンチを逃れ、左ミドルを蹴る今野だが、斗吾は構わず強打を叩き付けていく。

 ロープ際まで追い込んだ斗吾が左フックからの右ストレートを突き刺し、ダウンを奪う。

 今野が立ち上がったところへラッシュを仕掛け、最後は右フックでなぎ倒し、ここでレフェリーが試合をストップ。再戦も斗吾が壮絶なTKO勝ちを飾った。

 最強の挑戦者を破り、初防衛に成功した斗吾はマイクを持つと、「僕のことを応援していただける人がたくさんで勇気をもらいました。前回の王座決定戦の時に母親をリングに上げたんですけど今日もいいですか?」と母親をリングに呼び込み、記念撮影に収まった。

●編集部オススメ記事
・王者・斗吾「王座は死に物狂いで守る」 
・2015年9月の王座決定戦は壮絶な打ち合いに 


左右フック連打でタナチャイ(左)を仕留めた緑川(右)

 

▼第8試合 セミファイナル 日泰国際戦 70kg契約 3分5R
○緑川 創(藤本ジム/前日本ウェルター級王者)
TKO 3R 26秒 ※左フック
●タナチャイ・ソー.ラックチャート(タイ/元ルンピニースタジアム認定ライト級7位、元ラジャダムナンスタジアム認定ライト級9位)

 2017年はラジャダムナン王座奪取、そして他団体への挑戦を目標に掲げている緑川が、2017年初戦を迎えた。対戦相手はルンピニー&ラジャダムナン両スタジアムの元ランカーであるタナチャイ。

 1R、タナチャイの左ミドルに対し、緑川は右ローを徹底して蹴っていく。緑川の右フックが当たるたびに、タナチャイはおどけて挑発する。

 2Rも同様の展開だが、緑川が左右フックの手数を増やす。タナチャイは左ミドルを蹴り返すが、パンチのディフェンスが甘くもらう場面が多い。そして緑川が左フックでダウンを奪った。

 3Rが始まってすぐ、思い切って距離を詰めてパンチを連打した緑川の左右の拳が連続してタナチャイを捉える。グラついたタナチャイへトドメの左フックを打ち込み、緑川が豪快KO勝ちを飾った。

●次ページ:ドSトレーナーこと兼子ただしラストファイト

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