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【相撲】「チキン」と呼ばれ激怒、朝青龍がサップぶん投げ圧勝

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2018/01/01(月)UP

 2017年12月31日(日)、ABEMAの大みそか特別企画、「朝青龍を押し出したら1000万円」が都内の同TVの特設スタジオで行われた。スタジオには本場所と同じ土俵を設営し、8人が次々に68代横綱・朝青龍に挑んだ。

 第7試合は、格闘家でアメフトやプロレス経験もあるボブ・サップ。K-1グランプリを4度制したアーネスト・ホーストに2度KO勝ちし、2003年の大晦日には元横綱・曙とK-1ルールで対戦し、1R KO勝ちしている。

 朝青龍については、「14年くらい前、総合ルールで戦おうと俺が挑戦したのに、ヤツは逃げたんだ。ヤツはチキンだ!」と切って捨て、調印式のスタジオでも朝青龍の等身大の写真ボードを本人の目の前で引きちぎってズタズタにして挑発した。

 これには朝青龍も「これだけやられると、一発食らわしたいですね」と闘志を燃やす。両者のツーショット撮影の際も、サップがヒジで朝青龍の腕を押すと、朝青龍もヒジで押し返した。

 土俵に、サップはそれまでの挑戦者たちと違い、スパッツの上にまわしという姿でなく、まわしだけで登場。しかし胸には、どくろマークを描いていた。アゴには白いヒゲが少し浮いている。

左上手投げでサップをブン投げた朝青龍

 試合開始早々、右の前まわしを取った朝青龍は、サップの体勢を崩し、あっさりと左上手投げでサップをブン投げた。

 投げた後、朝青龍はサップを睨みつけて何か言い、サップの頭を撫でた。

 「取り組み前から、(写真を裂いたり)いろいろやってたんで。まだ朝青龍を好きなファンがいるんでね、ちょっと睨(にら)みつけてやったんですけどね。最後に、『ありがとうございました』って言ってきたんでね。『よしよし、終わり』って。(調印式では)チキンボーイって言われたんでね。逆にチキンボーイ(サップ)をここで焼いてやろうか、と思って。現役時代にも、いろいろ言われたんで、『おい、この野郎』と思ってたところがあるんですけど、もうこれで終わりってことで」と因縁は終わった、と水に流し、「この番組、どんどん相手が強くなってますよ。ボブ・サップの立ち合いも良かったし。そこで(サップは僕に)取らさないように頑張ってたしね」とサップのことも称(たた)えて見せた。

投げた直後、サップを睨みつける朝青龍

 そして「今日は今まで、親指のテーピングしなかったんですよ。でもサップは力が強いんで、テーピングしてきました」とサップの怪力を警戒していたことを明かす。

 通常の相撲では1日1試合だが、7試合を終えて、そろそろ息が上がってきたのでは、と問われると、「やっぱり体力もあるんでね、そう弱いとこ見せずに、最後まで(力を)振り絞っていきたいですね」と最後の第8試合で対戦する最大の強敵、現役時代のライバルでもある琴光喜戦に向けて気を吐いた。

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