【ベラトール】元K-1 MAXの大ベテランがキックマッチ出場、100勝目はお預けに
▼セミファイナル ヘビー級 3分3R
○アレクセイ・イグナショフ(40=ベラルーシ)
判定2-1 ※29-28、28-29、29-28
●ゼバット・ポーツラック(40=ボスニア・ヘルツェゴビナ)
元K-1ヘビー級ファイターの2人が約9年ぶりに再戦を迎えた。イグナショフは2000年から2010年にかけてK-1に参戦し、ピーター・アーツから勝利を上げるなどトップファイターとして活躍。
対するポーツラックも2006年から2010年にかけて、K-1 WORLD GPの海外予選を中心に出場。イグナショフとは2009年2月にハンガリーのキック大会で一度対戦し、延長にもつれ込む接戦の末に判定負けしている。ともにベラトールキック初参戦。
1Rはゆったりとした試合展開に。イグナショフはジリジリと間合いを詰めながら左インローと前蹴り。ポーツラックは右ローと右ボディストレートを返すが、イグナショフに左ジャブを突かれてロープやコーナーを背負う場面が多くなる。
2Rも同様の攻めを展開するイグナショフに対し、ポーツラックは左ジャブから右インロー、左ボディストレートから右ローなどのコンビネーションで対抗。イグナショフは右ミドルを多く蹴るようになり、ポーツラックが強引に間合いを潰して右ストレートで顔面を狙うと、得意のヒザ蹴りを突き上げた。
3Rに入ると、ポーツラックがイグナショフに密着するところまで間合いを詰め、ボディと顔面へコンパクトにパンチを連打。しかし、イグナショフはヒザ蹴りと右ミドルでのボディ攻めでこれを突き放し、終盤には強烈な右ハイもヒットさせた。
勝敗の行方は判定に持ち込まれ、イグナショフがスプリットでポーツラックを返り討ちにした。約9年ぶりの再戦を終えた両者は笑顔でお互いを称え合った。
▼メインイベント ウェルター級タイトルマッチ 3分5R
○レイモンド・ダニエルズ(37=アメリカ/ベラトールキック・ウェルター級王者)
判定3-0 ※50-44、50-44、50-43
●ジブリル・エホウ(34=フランス/挑戦者)
ダニエルズはGLORYでタイトルマッチも経験した実力者で、ベラトールキックには2016年4月の旗揚げ大会からレギュラー参戦。昨年9月にウェルター級王座を獲得し、今大会ではムエタイ戦士エホウを挑戦者に迎えての初防衛戦となった。
試合は1R開始からダニエルズがテコンドー仕込みの多彩な蹴り技を炸裂させる。次々と繰り出されるダニエルズの飛び後ろ回し蹴り、関節蹴りからのワンツー、サイドキックからのバックスピンキックなどの大技を前に、エホウは何もできない。
4Rに入ると、間合いを潰してきたエホウに対し、ダニエルズが左ストレートからの右フックでダウンを奪う。5Rにはエホウも左右フック連打とクリンチからのヒザ蹴りをヒットさせるが大逆転ならず。ダニエルズがエホウを一蹴する試合内容で大差の判定勝ちを収め、初防衛に成功した。
▼女子フライ級 3分3R
○サブリエ・セングル(トルコ)
判定2-1 ※29-28、28-29、29-28
●レナタ・ラコージー(ハンガリー)
▼女子フェザー級 3分3R
○ジョリーナ・バーズ(オランダ)
TKO 2R 2分28秒
●アシーナ・エヴモルフィアディ(ギリシャ)
▼プレリム 165ポンド契約 3分3R
○エンリコ・カラーラ(イタリア)
TKO 1R 2分06秒
●チャバ・ギョルフィ(ハンガリー)
▼プレリム 144ポンド契約 3分3R
○アントワーヌ・ハバシュ(ハンガリー)
判定3-0 ※三者とも30-27
●サルバトーレ・チチェローネ(イタリア)
▼プレリム 187ポンド契約 3分3R
○ナジブ・イダリ(モロッコ)
判定3-0 ※三者とも30-27
●アダム・ポコル二(ハンガリー)
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・【ORIGINS】あの伝説のK-1ファイター同士が16年ぶり再戦
・【NIPPON FIGHT】魔裟斗と五味がフルラウンドに亘る激闘
・元K-1戦士イグナショフ、約9年ぶり再戦へ笑顔で好調アピール
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】