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【ONE】日本人女王誕生ならず、アンジェラがMeiの猛追振り切りV3達成

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2018/05/18(金)UP

会心の一本勝ちで連敗脱出を果たした青木真也

▼ライト級 5分3R
○青木真也(35=パラエストラ東京、EVOLVE MMA/元ONEライト級王者)
一本 1R 3分15秒 ※三角絞め
●ラスル・ヤキャエフ(26=ロシア)

 青木は2013年4月にONEでライト級王座を獲得したが、2016年11月に3度目の防衛戦でエドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)にTKO負けして王座陥落。さらに、昨年11月には階級を上げてウェルター級王座に挑戦するも、当時の王者ベン・アスクレン(アメリカ)にTKO負けし、MMAキャリアで初となる2連敗を喫することとなった。今大会で連敗脱出を狙う。

 対するヤキャエフはサンボや柔術をバックボーンに持ち、ロシアのチェチェン共和国に本拠地を構えるビッグプロモーション『ACB』への参戦を経験。昨年12月に2年ぶり2度目となるONE参戦を果たすと、当時6連勝中の看板選手シャノン・ウィラチャイ(タイ)に判定勝ちを収め、結果を残している。

ヤキャエフ(上)を三角絞めに捕らえる青木(下)

 1R、早々にタックルを仕掛けて組みの攻防に持ち込んだ青木は、ケージ際でヤキャエフを下に引き込みながらのオモプラッタ。ヤキャエフはすぐに体を回転させて対処し、ガードポジションを取る。

 ゆっくりとマウントを狙う青木に対し、下から一気に起き上がろうとするヤキャエフ。青木はヤキャエフの胸に乗って動きを封じると、自ら転がるようにして三角絞めの体勢に入る。

 さらに青木は自らの左腕を巧みに絡めて、パンチを懸命に落とすヤキャエフの残された右腕をロック。華麗な技の連続に観客から大きなどよめきが起こる中、青木の三角絞めがしっかりと極まり、ヤキャエフはタップした。青木が真骨頂を発揮するかたちで一本勝ちを収め、連敗脱出を果たした。


左ハイを叩き込むヌグエン(左)

▼フェザー級タイトルマッチ 5分5R
○マーチン・ヌグエン(29=オーストラリア/ONEライト級&フェザー級王者)
判定2-1
●クリスチャン・リー(19=シンガポール/挑戦者)
※ヌグエンがフェザー級王座の初防衛に成功。

 ヌグエンは昨年、ライト級とフェザー級で王座を奪取し、ONE史上初となる二階級同時制覇を達成。今年3月には三階級同時制覇を狙い、バンタム級王座にも挑戦したが、ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)に敗れた。今回はフェザー級王座の初防衛戦で再起を目指す。

 対するクリスチャンはONE生え抜きの若手エースで、今回がタイトル初挑戦となる。これまでに元ONEライト級王者・朴光哲や元DEEPライト級&フェザー級王者・横田一則を破り、戦績は9勝1敗。2016年8月にヌグエンのギロチンチョークで一本負けしたのが唯一の黒星だ。

 約1年10カ月ぶりに拳を交えた両者だが、試合は1Rから3Rまでは緊張感漂う間合い合戦に。右ストレートのカウンターを狙うヌグエンに対し、これを警戒しながらタックルのタイミングをうかがうクリスチャン。レフェリーからイエローカードが掲示さえるほど手数が少ない展開となる。

 観客から大きなブーイングも飛ぶ中、右フックや組んでのヒザ蹴りでコツコツとヒットを重ねてきたヌグエンが、4Rにタックルでテイクダウンを奪い、パウンドを落とすなど攻勢に。

 5Rにはタックルをしぶとく仕掛けて攻め疲れたクリスチャンに対し、ヌグエンが右フックでさらにヒットを重ね、残り1分になると組んでのヒザ蹴りで削った。

 消耗戦の行方は判定に持ち込まれ、ヌグエンがスプリットでクリスチャンを返り討ちにし、フェザー級王座の初防衛に成功。試合後にヌグエンは「シンガポールのみんな、こんなどうしようもない試合を見せてしまい、本当にすまない。自分はこんなファイターじゃないんだ。次は絶対にフィニッシュを約束する。本当にすまない」と、自らの戦いぶりを悔やんだ。

▶︎次ページ:サムエーがエルボー連打でKO勝ち、新設のムエタイ王座を獲得

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