2018/06/29（金）UP
（最終更新：2018/08/12 12:06）

MMAプロ2戦目のメレンデス（奥）が、しっかりとチョークを極めた

▼女子ストロー級　5分3R
○ケリ・メレンデス（34＝アメリカ）
一本　1R 2分46秒　※リアネイキドチョーク
●ティアニ・ヴァリ（23＝アメリカ）

　今大会のプレリムで組まれた女子ストロー級の一戦。

　メレンデスは日本の修斗やPRIDEでも活躍した元Strikeforceライト級王者ギルバート・メレンデスの妻。キックボクシングと並行するかたちでMMA（総合格闘技）への挑戦を決断し、2016年11月にBellator MMAで迎えたプロデビュー戦を1R47秒TKO勝ちで飾った。今回は約1年半ぶりのMMAマッチでプロ2戦目となる。

　対するヴァリも2016年9月に他団体で迎えたMMAプロデビュー戦を判定勝利で飾り、今回がBellator MMA初参戦にしてプロ2戦目だ。

　1R、両者とも序盤から積極的に打撃のコンビネーションを繰り出すが、試合が進むにつれてメレンデスのワンツー、左ジャブ、左右フックが次々とヴァリの顔面を捉えるようになる。すると、ヴァリが両腕を下げて不用意に前に出ようとしたところへ、メレンデスが渾身の右ストレートを突き刺す。

　これでヴァリがダウンして尻餅を着くと、メレンデスは追撃の鉄槌を落としながらバックに回り込んでチョーク。ヴァリはメレンデスを背負った上体で立ち上がるも、うつろな表情のまま成す術無く倒れ、直後にタップした。メレンデスがプロ2戦目にして初の一本勝ちを飾り、セコンドについた夫ギルバートとハグで喜びを分かち合った。

持ち前の強打で鉄人の息子を追い込むアワッド（右）

▼セミファイナル　160ポンド契約　5分3R
○サッド・アワッド（35＝アメリカ）
TKO　1R 4分29秒
●ライアン・クートゥア（35＝アメリカ）

　アワッドは2006年3月にプロデビューしたベテラン。2013年1月からBellator MMAを主戦場としており（初参戦は2009年6月）、同団体の元ライト級王者ウィル・ブルックスに勝利したこともある。戦績は22勝9敗で現在3連勝中。

　対するクートゥアは、“鉄人”の愛称で知られる元UFCヘビー級＆ライトヘビー級王者ランディ・クートゥアの息子。StrikeforceでのプロデビューからUFCを経て、Bellator MMAには2014年9月から参戦している。戦績は11勝5敗。ここ最近はトップどころに連敗を喫していたが、昨年6月に復活の白星を上げた。

　1R、序盤からアグレッシブに打撃を交換する両者だが、アワッドが右ハイや左右フックをヒットさせるなど優勢な印象。クートゥアはたびたび組みついていくが、アワッドはテイクダウンを許さない。

　すると終盤、やや疲れた様子のクートゥアが右ミドルを蹴ったところで、アワッドの強烈な右フックをアゴに叩き込む。これで大きくぐらついたクートゥアに対し、アワッドがパンチをラッシュ。サンドバッグ状態になったクートゥアが倒れたところで、レフェリーが試合を止めた。アワッドが4連勝をマークし、トップ戦線で黒星が続いていたクートゥアにとっては厳しい結果となった。

▼フェザー級　5分3R
○フアン・アーチュレッタ（アメリカ）
KO　3R 14秒
●ロビー・ペラルタ（アメリカ）

▼バンタム級　5分3R
○リッキー・ファラール（アメリカ）
判定3-0　※三者とも30-27
●ヴィクター・ロサス（アメリカ）

▼ライト級　5分3R
○ジェイコブ・ロサレス（アメリカ）
判定3-0　※三者とも30-27
●ジョシュア・ジョーンズ（アメリカ）

▼ライトヘビー級　5分3R
○ジョーダン・ヤング（アメリカ）
一本　3R 3分50秒　※腕ひしぎ十字固め
●ジャマル・ポーグス（アメリカ）

▼フェザー級　5分3R
○ジェイジェイ・ウィルソン（アメリカ）
一本　1R 59秒　※リアネイキドチョーク
●デヴィッド・コンテ（アメリカ）

▼ウェルター級　5分3R
○エド・ルース（アメリカ）
TKO　2R 4分59秒
●アンディー・ムラッド（アメリカ）

▼ウェルター級　5分3R
○ジョーイ・デイヴィス（アメリカ）
判定3-0　※三者とも30-26
●クレイグ・プラスケット（アメリカ）

▼ヘビー級　5分3R
○タイレル・フォーチュン（アメリカ）
TKO　2R 4分35秒
●ジョヴァンニ・サラン（アメリカ）

▼女子フライ級　5分3R
-クリスティ・ロペス（アメリカ）
試合中止
-パオラ・ラミレス（メキシコ）
※ラミレスの大幅な計量超過によりコミッションが試合中止を判断。