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【GLORY】ペレイラが宿敵を一撃KO、2度目の防衛果たす

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2018/07/21(土)UP

ドゥンベ(右)の強烈な左アッパーが炸裂

▼ウェルター級 3分3R
○セドリック・ドゥンベ(25=フランス/元GLORY世界ウェルター級王者/同級2位)
TKO 2R 1分38秒
●アラン・シャインソン(27=アルゼンチン/GLORY世界ウェルター級9位)

 ドゥンベは2016年12月にニキー・ホルツケンからGLORYウェルター級王座を奪取。同王座は2度の防衛に成功したが、昨年8月にマルセル・グローエンハートに敗れて失った。今年3月の次期挑戦者決定戦ではアリム・ナビエフに惜敗したが、5月の再起戦では元ルンピニースタジアム認定ウェルター級王者トンチャイ・シッソンピーノンをわずか33秒でKOして見せ、健在を示した。

 一方、そのトンチャイに今年3月の試合で接戦の末に敗れているのシャインソン。5月の再起戦ではルーマニアの新鋭アンジェル・カルドスに快勝してはいるものの、元王者ドゥンベの剛腕と果たして渡り合うことができるか。

 1R、開始早々にシャインソンが右ストレートで仕掛けたところで、ドゥンベがカウンターの左ジャブから右フックを叩き込む。テンプルに被弾したシャインソンは足がもつれて両手をマットに着けてしまい、レフェリーはダウンを取る。

 ダウンしていないとアピールして立ち上がったシャインソンに対し、なぎ倒さんばかりの勢いで左右フックと右アッパーを振るって勝負を決めにいくドゥンベ。シャインソンはガードを固めてこれを耐え凌ぐと、左ジャブから右ローを蹴って立て直しを図る。

 2R、シャインソンが左ジャブからの右フック、左右ロー、左ハイのコンビネーションで仕掛けるが、ドゥンベはしっかりとガードを固めて狙いすました右ストレート。これを被弾したシャインソンが2度目のダウンとなる。

 すぐに立ち上がったシャインソンだが、ドゥンベの左アッパーでコーナーを背負わされると、さらにパンチとヒザ蹴りの猛攻を受けてサンドバッグ状態に。ここでレフェリーが試合を止めた。


右ローから即座に右フックを叩き込むスースト(右)

▼女子スーパーバンタム級 3分3R
○ティファニー・ヴァン・スースト(29=アメリカ/元GLORY世界女子スーパーバンタム級王者/同級1位)
判定2-1 ※28-29、29-28、29-28
●ソフィア・オロフソン(28=スウェーデン)

 スーストは長らくアメリカのムエタイイベント『Lion Fight』で女子フェザー級王座に君臨。GLORYでは2016年5月から12月にかけて行われた世界女子スーパーバンタム級トーナメントで優勝すると、昨年8月の初代同級王座決定戦でメリエム・ウスルをTKOに下し、初戴冠を果たした。だが、同年12月の初防衛戦でアニッサ・メクセンに判定負けし、王座から陥落。今回が再起戦となる。

 対するオロフソンはムエタイの国内タイトルを総なめにし、2016年11月にはWMCムエタイ世界女子バンタム級王座を獲得。同王座は昨年11月に初防衛も果たしており、現在5連勝中と好調の勢いのままGLORYデビュー戦で前王者に挑む。

 1R、強烈な左ミドルを連発してくるオロフソンに対し、スーストは足を使って左右に動き、遠めの間合いから前蹴り、左ジャブ、左右フックを入れていく。スーストの右ローから右フックなど、蹴りからパンチに素早くつなげる攻めが光る。

 2R、オロフソンはたびたびパンチのラッシュを仕掛けていくが、スーストは軽快なフットワークとクリンチでクリーンヒットを許さない。さらにスーストは右ストレートから左ハイを即座に蹴るコンビネーションを決め、オロフソンをよろめかせた。

 3R、後がないオロフソンがパンチと左ミドルの乱れ打ちで迫ると、スーストは距離を取りながら左ジャブや左右フックを返す。オロフソンはスーストをクリンチに捕らえて強烈なヒザ蹴りを連打。スーストは体がくの字に曲がり、以降はオロフソンの猛攻を前に後退する時間が続いた。

 スーストがオロフソンの追い上げをなんとか振り切り、判定2-1のスプリットで勝利。敗れはしたものの、前王者を相手に最後まで手数と動きを落とさないオロフソンの健闘も光った。


無敗の超新星ガシ(右)が左ボディをめり込ませる

▼ライト級 3分3R
○エルヴィス・ガシ(25=アメリカ/GLORY世界ライト級6位)
判定3-0 ※29-28、30-27、30-27
●ニック・チャスティーン(アメリカ)

 ガシは昨年7月に無敗の新星としてGLORYデビューを果たすと、いきなりライト級ランカーの強豪ジョシュ・ジョンシーから2R・KO勝ちを収め、衝撃をもたらした。その後も2連勝を飾り、無敗をキープしている。対戦相手のチャスティーンは今回がGLORYデビュー戦だ。

 1Rはチャスティーンが距離を取りながらの右ロー、ガシが一気に間合いを詰めてのパンチ連打と左ハイで攻め合う。終盤にガシはチャスティーンの右フックに左フックのカウンターをかぶせるようにクリーンヒットさせる。

 2Rに入ると、勢いづいたガシが回転の速いパンチを連打で浴びせ、チャスティンがロープを背負うと左右ボディや左アッパーを叩き込む。チャスティーンは飛びヒザ蹴りを放ったところで、ガシの左フックを浴びて吹っ飛ばされる場面も。

 3Rもガシが前に出てプレッシャーをかけ続けた。ガシがジャッジ全員からの支持を受けての判定勝ちを収め、プロデビューから続く連勝記録を「22」に伸ばした。

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