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【パンクラス】アロージョが圧倒的な強さでTKO勝ち、新王者に

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2018/08/05(日)UP

八田がフロントチョークで鮮やかな一本勝ち。これで3連続一本勝ちとなった

▼第8試合 ストロー級 5分3R
〇八田 亮(ストライプル オハナ/パンクラス・ストロー級3位/元ZST王者)
一本 2R 1分48秒 ※フロントチョーク
●マーカス・アマラウ(ブラジル/Nordeste Jiu‐Jitsu)

 八田は勝利した試合の9割以上を関節・絞め技でフィニッシュしているグラップラー(組み技主体の選手)。現在、2連続一本勝ちと波に乗り、9連勝中のアマラウを迎え撃った。

 1R、八田が蹴りからタックル。八田がケージに押し込む時間が長かったが、最終的に相手を寝かせて上を奪ったのはアマラウ。上からヒジを落とすアマラウに、八田がひっくり返して上になる。さらにマウントへ。ここでは攻め切れなかった八田だが、アマラウが立ち上がろうとするとヒールホールドを極めに行き、さらに上のポジションを奪う。

 2Rもいきなりタックルに行く八田。片足を持たれたアマラウは飛びヒザ蹴りを放つが、八田はそのまま寝技に持ち込む。足関節狙いから上体を起き上がらせたアマラウの首に腕を巻き、フロントチョークをガッチリと極めた。

 得意の寝技の妙技で一本勝ちした八田はマイクを持つと、最近始めたというツイッターをアピールし、「代表にお願いがあります。僕はこのグローブもウザいです。素手の試合がやりたいです。平(直行=ストライプル代表)先生も素手で試合をしているので、僕も素手の試合をやって近づきたいです。お客さんも壮絶な血しぶきを見たいでしょう」と、なんと素手での試合をアピール。

 続けて「素手の試合を凶暴なヤツを連れて来てもらってやりたいです。結局、僕はパンチを出さないんですけれどね。よろしくお願いします」とオチをつけてマイクアピールを終えた。


強烈な右を叩き込む新村(右)

▼第7試合 ミドル級 3分3R
〇新村優貴(フリー/第14代パンクラス・ミドル級王者)
負傷判定2-0 ※29-28、29-29、30-28
●林 源平(和術慧舟會Iggy Hands Gym)

 昨年11月にロッキー川村をTKOで破り、ミドル級王者となった新村が約9カ月ぶりに王者としての第1戦を行った。林はDEEPで水野竜也、長谷川賢と海外でも活躍する選手たちとの対戦経験を経てパンクラスに復帰。

 1Rが始まると同時に林が前へ出てパンチで攻めていく。新村も応じてスタンドでの打撃戦に。新村は右のパンチを当てに行き、林はボディも攻める。

 2R、真正面からパンチの打ち合いをする両者。寝技になる場面もあるが、すぐに立ち上がって打ち合いを繰り広げる。新村の右ストレート、左フックをもらった林はフラつくが、それでも前に出て打ち合いを挑む。

 3Rが始まると同時に、大きく左の額を腫らしていた林にドクターチェックが入る。骨折の疑いがあるとの診断から、ここでレフェリーストップ。ただし、この負傷はバッティングによるものと判断され、ルールによりここまでの判定で決着が付けられることに。判定2-0で新村の勝利となった。

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