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【パンクラス】アロージョが圧倒的な強さでTKO勝ち、新王者に

2018/08/05(日)UP

右のジャブを次々とヒットさせ、藤野(左)の顔を腫らせていったアロージョ(右)

パンクラス
「PANCRASE298」
2018年8月5日(日)東京・新木場スタジオコースト

▼第11試合 メインイベント ストロー級女子第2代王者決定戦 5分5R
〇ヴィヴィアニ・アロージョ(ブラジル/CERRADO MMA/パンクラス女子ストロー級1位)
TKO 3R 19秒 ※レフェリーストップ
●藤野恵実(FIGHT FARM/パンクラス女子ストロー級3位)
※アロージョが新王座に就く。

 藤野は2004年3月にプロデビューした女子MMA(総合格闘技)の大ベテラン。国内外のMMA団体のみならずシュートボクシング、キックボクシング、柔術(アマチュア)にも挑戦するなど幅広く活躍してきた。今年5月に約5年ぶりのパンクラス参戦を果たすとシャロン・ジェイコブセンを破り、今回のタイトルマッチ出場が決まった。

 対するアロージョはストロー級としては高身長の166cmで、長い手足を生かした関節技と伸びるパンチが武器。戦績は6戦5勝1敗で、勝利のうち4つが一本勝ち、1つはTKO勝ちで判定決着はひとつも無い。昨年10月、パンクラスに初参戦すると、タイトル挑戦間近だった三浦彩佳と対戦。的確なパンチで三浦の顔面を大きく腫らし、1R終了時にレフェリーストップでTKO勝ち。圧勝を遂げている。

 1R、アロージョが柔らかい動きと軽快なステップで左右に構えを変えながら、スピードのある右のパンチを打ち込んでいく。藤野もパンチをもらいながら前へ出て左右フック。残り1分を前にアロージョがタックルでテイクダウン。パウンドからバックを奪ったアロージョだったが、藤野が防ぎきった。

 2R、アロージョの左右のジャブをもらって藤野の顔は腫れ上がる。アロージョのストレートのようなジャブが何度も決まり、右ヒジがヒットするとドクターチェックが入る。藤野の左目はさらに大きく腫れ、左目の下にも大きなあざが。

 その後もアロージョのジャブが入り続け、再びドクターチェック。再開後、すぐにアロージョがタックルでテイクダウン。上からパウンドを落とす。ラウンド終了間際には腕十字も仕掛けたが、これは藤野が脱出した。

 3Rが始まってすぐ、アロージョのジャブが入ると3度目のドクターチェック。ここでついにストップがかかり、アロージョがTKO勝ちで新王座に就いた。

 ベルトを巻いて大喜びのアロージョは、「トレーニングで重ねてきたことを試合で見せられて本当によかったと思います。日本でこれからも戦いたいと思います。日本が大好きです。次は防衛戦がありますので、そのためにもっと強くなります。挑戦者も相当なトレーニングを重ねないと私には勝てませんよ」とマイクアピール。

 試合後のインタビューでは「今日はとても落ち着いて試合が出来たので、セコンドの声がよく聞こえたし、プラン通りに試合が出来ました。5R戦うことを想定して試合を進めていたのでスタミナもありましたし、落ち着いて相手のパンチを見ることが出来ました」と、長期戦を想定して試合をしたのが良かったと勝因をあげた。


華(下)の顔面へ容赦なくヒジを叩き落としていったローマ(上)

▼第9試合 アトム級 5分3R
〇ローマ・ルックブンミー(LOOKBOONMEE GYM/TIGER MUAY THAI/タイ)
TKO 2R 4分32秒 ※パウンド→レフェリーストップ
●華DATE(Team DATE)

 パンクラス初参戦の華は、謎のインド王族武術「マハーラージャ カルーリカ&ヨーガ」を操り、MMA、キックボクシング、シュートボクシングとジャンルを問わず試合を行う選手。最近は女子プロレスのリングで試合をする事が多くなっていたが今回、久しぶりにMMAのリングに帰って来た。

 ローマもパンクラス初参戦。プロムエタイ戦績187勝13敗という驚異的なレコードを持つ。2012年に16歳で初来日しており、その時はキックボクシングイベント『RISE』で、WPMF世界女子ミニフライ級王座を懸けて神村エリカと対戦した。神村は当時RENAと並ぶ女王として君臨しており、ローマがKO負け。

ジャンピングハイキックで逆転を狙った華だったが、クリーンヒットは奪えず

 しかしその後、ムエタイで数々のベルトを獲得したローマは今年1月、鳴り物入りで世界最大の女子MMA(総合格闘技)団体『INVICTA FC』(インヴィクタFC)に参戦。デビュー戦で勝利している。

 1R、大きく距離を取って蹴り上げを見せる華に、ローマは強いローキック。ローマは首相撲で組むとヒザ蹴り、さらにテイクダウンしてマウントを奪うと、上から強烈なヒジを落とす。何発もヒジとパウンドが叩き込まれる、華はブリッジして脱出するが、ローマはすぐにテイクダウンする。

ブリッジで必死にローマのマウントから逃れようとした華

 ローマのヒジ打ちで華は左の目上から流血。ドクターチェック後も上になったローマは容赦なく華の顔面へヒジを落としていく。

 2R、華はジャンプしての蹴りを放つが、首相撲に捕まってまたもテイクダウンされる。そして同じようにローマがマウントを奪ってのヒジ打ち&パウンド。何度もブリッジして逃れようとする華だが、今度はローマが逃がさない。次々とヒジ、パウンドが叩き込まれ、ついにレフェリーがストップ。ローマのTKO勝ちとなった。

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