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【ONE】団体史上初のボクシング世界戦でシーサケットがV3達成

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2018/10/07(日)UP

鈴木(上)が歯を食いしばりながら渾身の力で首を絞め上げる

▼MMA ストロー級 5分3R
○鈴木隼人(32=BRAVE/元GRACHANフライ級王者)
一本 2R 3分42秒 ※リアネイキドチョーク
●ロビン・カタラン(28=フィリピン)

 元GRACHANフライ級王者・鈴木は昨年11月のマニラ大会で、後にのび太からONE世界ストロー級王座を奪取する強豪アレックス・シウバに一本負けし、キャリア20戦目で初黒星となった。しかし、今年1月の再起戦を一本勝ちで飾ると、7月にはDEEP JEWELSで活躍中の桐生祐子と結婚。公私ともに新たなスタートを迎えている。今回対戦するカタランは2016年3月からONEで3勝2敗の戦績を残している選手だ。

 1Rに鈴木は得意のタックルで3度のテイクダウンに成功。カタランも堅いディフェンスでしのいでいたが、2Rに入ると鈴木が再びタックルでテイクダウンを奪い、今度はしっかりとパスガードしてサイドに移行する。

 カタランが立ち上がろうとしたところで鈴木は背後からチョーク。カタランはいったん親指を立てて大丈夫とアピールするが、鈴木が歯を食いしばりながら渾身の力で絞め上げると観念したかのようにタップした。鈴木が一本勝ちで連勝をマークした。


パンチで前に出る工藤(右)とヒザ蹴りで迎え撃つシントンノーイ(左)

▼ONE Super Series キックボクシング フライ級 3分3R
○シントンノーイ・ポーティラックン(38=タイ/元ルンピニー認定フェザー級王者)
判定3-0
●工藤政英(27=新宿レフティージム/元REBELS -55kg王者、現RISEフェザー級王者)

 工藤は今年6月のRISEフェザー級王座決定戦で、森本“狂犬”義久と6Rの死闘を繰り広げた末に判定勝ち。今回、王者として初陣を初参戦のONEで迎えることになった。

 対戦相手の新トーンノーイはムエタイ二大殿堂のひとつ、ルンピニースタジアム(もうひとつはラジャダムナンスタジアム)でフェザー級王者に輝いた実績を持つベテラン。来日経験もあり、2014年5月に後のラジャダムナン認定ライト級王者・梅野源治と引き分け、2015年3月には後のKING OF KNOCK OUTライト級王者・森井洋介を左ハイでKOしている。

 1R、前蹴りを放ちながらジリジリと前進してくるシントンノーイに対し、ワンツーや左フックから積極的に右ローにつなげる工藤。シントンノーイが右ローと前蹴りを放つと、工藤は左ボディから右ストレートも返す。終盤にはシントンノーイがパンチをまとめながら右ローで工藤の体勢を崩すなど優勢の印象。

 2R、シントンノーイは距離が近い時にはクリンチに持ち込んでのヒザ蹴り、遠い時には左ミドルを的確にヒットさせていく。工藤はかまわず間合い潰しながら左ボディや右アッパーなどを返すが、シントンノーイのクリンチに捕まり連打が出せない。

 3R、開始早々にパンチの打ち合いとなる両者。工藤は左右フック連打に左ボディと右アッパーを織り交ぜて前に出る。シントンノーイがコーナーを背負うと、工藤は右フックと左ボディも強打。シントンノーイは懸命にクリンチで潰しながら一瞬の隙を狙って左ストレートを振るった。終盤に得意のボディ打ちで反撃に転じた工藤であったが、序盤のリードを守り抜いたシントンノーイが判定勝ち。工藤はONEで黒星スタートとなった。

▶︎次ページ:女の意地がぶつかり合った大激闘に会場熱狂

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