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【極真会館】23歳の上田幹雄が鎌田翔平を破り初優勝

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2018/10/29(月)UP

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試合開始から激しい打ち合いを展開した荒田(左)と鎌田(右)

▼男子準決勝第1試合
〇鎌田翔平(31=東京城西支部)
失格
●荒田昇毅(31=千葉県中央支部)

 昨年準優勝で2016年王者の鎌田と、2014年準優勝・2016年4位・2017年3位の荒田が準決勝で対戦。

 初優勝に燃える荒田は試合開始と同時に仕掛け、鎌田もこれに応じて突きの打ち合いと下段回し蹴りの蹴り合いとなる。激しい競り合いの中で荒田は抱え込みで注意1。今大会より、注意が与えられた場合は主審にしっかり礼をしなければさらに注意が取られるルールが加わったのだが、荒田は焦ったのか礼が不十分で2度目の注意を与えられてしまった。

 再開後、再び激しい突きの打ち合いとなり、荒田の左の突きが鎌田の顔面に流れてしまい顔面殴打で3度目の注意。これで減点1となり、再開後も荒田の突きが鎌田の顔面に入って減点2。荒田の失格負けとなった。


上田(右)の強烈な左下段回し蹴りが決まる

▼男子準決勝第2試合
〇上田幹雄(23=横浜北支部)
判定5-0
●キリル・コチュネフ(28=ロシア支部)

 ベスト8はいずれも日本人vs外国人選手の図式となり、日本人選手が勝ち上がる中、昨年の全日本王者・高橋佑汰がコチュネフに敗れるという大波乱。準決勝はそのコチュネフを上田が迎え撃った。

上田の足払いが決まった瞬間

 上田は突きから右内股蹴り、さらに左右下段回し蹴りと蹴り分ける。コチュネフが突きで前へ来ると右内股蹴りを合わせ、コチュネフは上田の左下段回し蹴りを嫌がり始める。

 突きの打ち合いから上田が左下段回し蹴り、コチュネフが離れると右下段回し蹴りで追撃する。コチュネフが右下段回し蹴りを放ってきたところで、上田はその蹴り足を受け流しながらの足払い。転倒したコチュネフに残心(一本突きを出しながら決める空手独特のポーズ)を決め、技ありを奪った。

 挽回しようと飛び蹴りを放ったコチュネフだが、上田は最後まで揺るぐことなく試合を終え、判定5-0で初の決勝進出を決めた。


RESULT

▼男子入賞者
優 勝 上田幹雄(23=横浜北支部)
準優勝 鎌田翔平(31=東京城西支部)
第3位 荒田昇毅(31=千葉県中央支部)
第4位 キリル・コチュネフ(28=ロシア支部)
第5位 アンドレイ・ルジン(22=ロシア)
第6位 高橋佑汰(25=東京城北支部)
第7位 アントン・グリアエフ(21=ロシア)
第8位 オレクサンダー・イエロメンコ(30=ロシア)
敢闘賞 アントン・グリアエフ(21=ロシア)
試割賞 西村界人(24=東京城北支部)=22枚
新人賞 長澤大和(18=北大阪支部)、山上大輝(17=東京城北支部)
文部科学大臣賞 上田幹雄(23=横浜北支部)

※日本人選手上位4名が日本代表に決定。

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