【極真会館】23歳の上田幹雄が鎌田翔平を破り初優勝
国際空手道連盟 極真会館
「第50回オープントーナメント全日本空手道選手権大会
2018全日本女子空手道選手権大会」(2日目・最終日)
2018年10月28日(日)東京・武蔵野の森 総合スポーツプラザ
▼男子決勝戦
〇上田幹雄(23=横浜北支部)
再延長戦 判定5-0
●鎌田翔平(31=東京城西支部)
今大会は50回目の記念大会であるとともに、来年開催される『第12回全世界空手道選手権大会』の日本代表選手選抜大会を兼ねる。男子128名によるフルコンタクト空手ルール(素手・素足による直接打撃制、ただし手技による顔面・喉への攻撃は反則)での無差別級トーナメントで優勝が争われる。
全世界大会を翌年に控え、ロシアを始めとする強豪外国人選手も多数参戦したが、決勝へ勝ち残ったのは2016年全日本王者の鎌田と2016年3位・2017年4位の上田だった。
試合開始後すぐ、左上段回し蹴りを放った上田は軽快な動きから右下段回し蹴りを放っていく。鎌田の後ろ回し蹴りは上田の頭上をかすめて空を切ったが、突きとヒザ蹴りで攻める。上田は左右の下段回し蹴りで対抗。上田は抱え込みで注意をとられると、直後にいきなり突きとヒザ蹴りでラッシュを仕掛けたが、旗判定は0-0で延長戦へ。
鎌田は接近して突きからヒザ蹴り、そして右の下段回し蹴りを放つ。上田は同じ技を合わせ鏡のように返して一歩も譲らず、拮抗した戦いが続く。しかし、ラスト30秒で上田が荒々しい突きとヒザ蹴りのラッシュを仕掛け、得意のヒザ蹴りの連打が鎌田へ突き刺さる。これで場外へ押し出された鎌田。判定は5-0で上田が初優勝を遂げた。
3年前の第11回全世界選手権大会で日本人最高位となる6位に入賞しながらも、過去2回の全日本ではいずれもベスト4にとどまっていた“大器”がついに大輪の花を咲かせた。
上田は「毎年優勝すると言って3位、4位で負けてしまっていたので、50回の記念大会は普段からお世話になっている人たちに恩返しをするという気持ちだけで戦いました。優勝できてホッとした気持ちです」と優勝者インタビューに答える。
そして「世界大会で狙うのは優勝だけです。何としても日本が王者になるべく頑張っていきたい。極真会館は一番強い団体だと信じて空手の生活に励んでいきたいと思います」と、来年の全世界選手権大会で16年ぶりとなる日本の王座奪回を果たしたいと宣言した。
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