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【極真会館】連覇狙う高橋佑汰「圧倒的な強さで勝ち上がりたい」

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2018/10/03(水)UP

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優勝候補の“四強”と呼ばれる(左から)鎌田、荒田、上田、高橋

 10月27日(土)28日(日)東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで開催される極真会館主催『第50回オープントーナメント全日本空手道選手権大会』の記者会見が、3日(水)都内にて行われた。

 今大会は50回目の記念大会であるとともに、来年開催される『第12回全世界空手道選手権大会』の日本代表選手選抜大会を兼ねる。男子128名によるフルコンタクト空手ルール(素手・素足による直接打撃制、ただし手技による顔面・喉への攻撃は反則)での無差別級トーナメントで優勝が争われる。

 全世界大会を翌年に控え、強豪外国人選手も参戦。2017年第6回世界ウェイト制重量級準優勝オレクサンダー・イエロメンコ(30=ロシア)、2018第35回全日本ウェイト制重量級優勝アントン・グリアエフ(21=ロシア)、2017第34回全日本ウェイト制重量級優勝ゴテルジ・カパナーゼ(32=ロシア)、2018第35回全日本ウェイト制軽重量級優勝アンドレイ・ルジン(22=ロシア)、2018ヨーロッパ・ウェイト制重量級優勝コンスタンティン・コバレンコ(23=ロシア)などが有力選手にあげられる。

前年度王者・高橋

 迎え撃つは、昨年の全日本王者・高橋佑汰(25=東京城北支部)、昨年準優勝で2016年王者の鎌田翔平(31=東京城西支部)、2014年準優勝・2016年4位・2017年3位の荒田昇毅(31=千葉県中央支部)、2016年3位・2017年4位の上田幹雄(23=横浜北支部)の“四強”を始めとする精鋭選手たち。

 高橋は「昨年優勝してこの1年間、全日本王者としてふさわしい言動を心がけてきました。昨年は実力を伴った優勝ではありません。今年は圧倒的な強さで勝ち上がりたいと思います。全日本空手道連盟のナショナルチームの合宿に参加させていただき、その合宿の成果をつなげられるように、またナショナルチームの皆さんの気持ちも込めて行きたいと思います」とあいさつ。

一昨年の王者・鎌田

 また、「1回戦で対戦するローマン・メシチェリアコフ(26=ロシア)選手とは高校生大会で戦っており、高校1年の時に決勝戦で勝ちましたが、3年の準決勝では負けています。3度目がまさか全日本の初戦で実現するとは思わなかったので、ぜひ見ていただきたいと思います。全身全霊ぶつかりたいと思います」と、過去1勝1敗の相手と1回戦で対戦する試合に注目して欲しいと語った。

未完の大器と呼ばれて久しい荒田

 鎌田は「昨年はラスト1秒で技ありを奪われて負けてしまったわけですが、極真空手のルールの恐ろしさが身に染みることになりました。その敗戦を踏まえてこの1年、そのようなことが二度とないように日常生活から心技体を磨いてきました。50回記念大会で優勝し、来年の世界大会優勝に弾みを付けていきたいと思います」と王座返り咲きを誓う。

 荒田は「19歳で全日本大会に初出場して今年31歳になりました。2位、3位、5位となりましたが優勝はまだ獲っていません。今年は何が何でも優勝にこだわって優勝します」と悲願の初優勝を狙う。

上田が伝統派の技術を活かす、帝京大学空手部に週2回稽古

荒田と同じく初優勝を目指す上田

 上田は「試合の目標は全力を尽くして自分の全てを出し切ること。挑戦というテーマをもってやってきました。帝京大学空手道部で練習させていただき、ロシアにも1カ月間武者修行に行きました。多くの方々の支えがあってここまで来たので優勝を目指してやっていきます」と、同じく初優勝を目指す。

 帝京大学空手道部には週2回通い、2020年東京五輪で初採用される空手競技(伝統派)でメダルが期待されている香川幸允(かがわ・ひでよし)、植草歩らと一緒に稽古をしているという上田。「自分は膠着状態が続いて実戦からかけ離れた試合をしていましたが、実戦性に基づいた組手をしていきたい。ノンコンタクト空手で学んだ間合いを生かし、そういう意識で間合いの取れた一撃必殺の組手が出来ればと思っております」と意気込んだ。

 会見に同席した松井章奎館長は「若さがあるという意味ではコバレンコ、グリアエフ、ルジン、このあたりは注目です。それとアレハンドロ・ナヴァロ(42=スペイン)はベテランの域ですが、ニューヨーク大会で活躍していますし、改定ルールにも適応してきているので曲者という感じがします。世界大会前哨戦にふさわしいトーナメントになっていると思います」と、来年の世界大会を占う大会になると話す。

 また、2016年から導入された改定ルールについては「時間とともに国際的に浸透してきていると思いますが、日本の選手ほど適応には至っていません。特にロシアは強い選手がそろっていますが、改定ルールに関しては意識が希薄な部分を感じ取れます。今大会に出るのは強い若い選手ではありますが、そういう部分では日本の選手に一日の長があるという感じはします」と、ルールを生かした戦い方ではまだ日本人選手の方にアドバンテージがあるとした。

 なお、女子16選手による『2018全日本女子空手道選手権大会』も同時開催される。

▶︎次ページは各選手のコメント

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