【Krush】島野浩太朗が大岩龍矢を振り切って初防衛
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両者ほぼ互角の大接戦を制したのは軍司（右）
▼第7試合 第6代Krushスーパー・バンタム級（55kg）王座決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R
〇軍司泰斗（K-1ジム総本部チームペガサス/第2代Krushバンタム級元王者）
判定2-1 ※10-9、9-10、10-９
●椿原龍矢（月心会チーム侍）
※本戦の判定は29-29、29-29、30-30
準決勝第1試合では、9月の1回戦で勝利した軍司と椿原が激突。両者はK-1甲子園で2度、プロで1度、合計3度の対戦経験があり、2勝1敗で椿原が勝ち越している。
1R、お互いに左ボディブローを当て合い、椿原がジャブをヒットさせると軍司が距離を詰めて打ち合いに持って行く。軍司の左右ボディに椿原は右フックで応戦。
2R、椿原は左ハイを軽くヒットさせると左ミドルを多用し始める。軍司にボディを打たせない作戦か。椿原は右ローも蹴っていく。椿原の右フックをもらった軍司はまたしても打ち合いに行き、両者のパンチが交錯する。椿原の右のヒットが目立った。
3R、椿原がジャブを当てて右フックにつなぐと、軍司は左フックを当てて椿原をスリップさせる。左右ボディブローで前に出ていく軍司。椿原のフックをもらっても、構わず前へ出てボディを打つ。椿原に飛びヒザ蹴りを当てられてもすぐに打ち合いへ持って行った。
両者譲らない拮抗した攻防は延長戦へ。前へ出る椿原だが軍司もすぐに押し返す。打たれたら打ち返す軍司。椿原が顔面へパンチを当てに行くと軍司はボディを打って前へ出る。椿原の右をもらった軍司が最後にワンツーでラッシュを仕掛けた。
全く譲らない両者の戦いは、判定2-1の僅差で軍司が勝利を収めた。
ダウンを奪われた郷州（右）だが、右ストレートを次々とヒットさせ逆転勝利
▼第6試合 スーパー・フェザー級（60kg）3分3R延長1R
〇郷州征宜（K-1ジム総本部チームペガサス/第6代Krushスーパー・フェザー級元王者）
延長R 判定3-0 ※三者とも10-9
●山本直樹（優弥道場）
※本戦の判定は28-29（山本）、28-28、28-28
郷州は生まれつき難聴というハンデを背負いながらも、無尽蔵のスタミナで前へ出続けるファイトスタイルで2017年10月にKrushスーパーフェザー級王座を奪取。しかし、2018年3月の武尊戦でKO負け、6月の島野浩太朗戦では王座を奪われ、9月のスアレック・ルークカムイ戦でも敗れて現在3連敗中。
対する山本は蹴りを得意とし、3月に同じく島野浩太朗に敗れたが、7月にワン・ジュンユーから勝利を収め、10月には友尊から1RでKO勝ちを奪った。両者は今回が初対決。
1R、郷州がいきなり右ストレートで襲い掛かり、飛びヒザ蹴りを発射する。その後も前へ出ていく郷州が右ストレートで山本をのけ反らす。山本は右のカウンターで対抗し、右アッパーを突き上げる。しかし郷州の前進は止まらない。そのまま郷州有利でラウンドが終了するかと思われたところで、山本が左ハイキックでダウンを奪う。
2Rも右ストレートとヒザ蹴りで前へ出る郷州。山本もパンチを合わせていき、右アッパーと左ストレートで郷州をグラつかせるが、郷州はすぐに前へ出て反撃。郷州の右ストレートで山本がのけ反り、何度も郷州の右がクリーンヒットする。
3R、両者の打ち合いに場内が大きくどよめく。パンチを当てながら前へ出ていくのは郷州。山本もバックハンドブローで反撃する。足を止めての打ち合いが続くが、強打をヒットさせるのは郷州の方。山本はフラフラでダウン寸前。それでもパンチとハイキックを出して倒れない。
ノンストップの打ち合いはジャッジ1名が山本を支持したがドロー。延長戦へもつれ込んだ。延長戦が始まると同時に郷州がパンチを出しながら前へ出る。突進に左ミドルで対抗する山本だが、郷州のパワーに押されていく。郷州の右ストレートを被弾してダウン寸前の山本。しかし、必死の打ち合いを挑んでいく。
場内を大いに沸かせた熱闘は、判定3-0で郷州の勝利で決着がついた。
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