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【ONE】のび太が無念の初回TKO負け、再起ならず

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2019/03/09(土)UP

強烈かつ多彩な蹴り技が光ったMOMOTARO(左)

▼Super Series キックボクシング フライ級(-61.2キロ) 3分3R
○MOMOTARO(OGUNI GYM/元WBCムエタイ・インターナショナル・フェザー級王者)
判定3-0
●ケニー・ズィー(オーストラリア)

 MOMOTAROは健太と同じく『NJKF』のエースとして活躍する選手。蹴りを得意とし、間合いを意識した戦い方をするテクニシャンとして知られる。昨年11月には参戦した『シュートボクシング(SB)』では、SB日本フェザー級王者・笠原弘希を翻弄して勝利。今回はオーストラリアのズィーを相手にONE初陣となる。

 1R、開始直後にズィーが右オーバーハンドのフルスイングと左右フックで前に出るが、サウスポーのMOMOTAROは落ち着いてかわしながら首相撲に持ち込んでヒザ蹴り連打。その後もズィーが左右のパンチをガンガン振り回してくると、MOMOTAROは間合いを取りながら上手く前蹴りや掛け蹴りを合わせ、さらに再び首相撲に持ち込んでヒザ蹴り連打を効かせる。

 2R、細かいステップとフェイントを駆使するMOMOTARO。なかなかパンチをヒットさせることができないズィーは強引に前に出ようとするが、MOMOTAROの前蹴りを顔面に浴びて仰け反る。

 MOMOTAROは顔面飛びヒザ蹴りも喰らわせると、ズィーは組みつきながら崩れ落ちるが、これはダウンと判断されず。MOMOTAROは首相撲からのヒザ蹴り、離れ際の右フック、距離を取っての前蹴りや踵落としを次々と繰り出し、ズィーを圧倒する。

 3R、なおも戦況は変わらず。ズィーの突進パンチに対し、MOMOTAROは巧みに間合いを取っての前蹴りに左ミドル&ハイ、素早く回り込んでの左右フック、首相撲からのヒザ蹴りで圧倒し続けた。MOMOTAROが判定勝ちでONEデビュー戦を飾った。


ボテーロ(左)のパンチに苦しめられた渡辺(右)

▼Super Series キックボクシング フライ級(-61.2キロ) 3分3R
○ルイ・ボテーロ(ポルトガル)
判定3-0
●渡辺優太(PKムエタイジム/元J-NETWORK・MA日本・WMC日本・WPMF日本スーパーバンタム級王者)

 渡辺はこれまでJ-NETWORK、MA日本、WMC日本、WPMF日本のスーパーバンタム級王座を獲得した実績を持つ実力者。今大会がONE初戦となる。

 対するボテーロは2015年4月に開催された『K-1 WORLD GP 2015 IN JAPAN~-55kg初代王座決定トーナメント~』に来日。トーナメント1回戦で寺戸伸近と対戦してパンチとヒザ蹴りで寺戸を苦しめ、延長戦の末に判定2-1で惜敗している。

 1R、左ローを多用するサウスポーの渡辺に対し、オーソドックスのボテーロはパンチ連打からの左ミドル。渡辺はヒットこそ許さないが、仕掛ける数と圧力はボテーロが上回った印象だ。

 2R、渡辺は手数を増やし、右ジャブから左ロー&ハイを飛ばす。しかし、いったんボテーロがパンチのコンビネーションを振るい始めると、渡辺はディフェンス一辺倒になってしまう。

 3R、巻き返したい渡辺は左ハイを飛ばし、続けて左の蹴りのフェイントから左ストレートと右フック。さらに渡辺は積極的に左ハイ&ローを蹴り、ボテーロを下がらせる。しかし、渡辺が勢いづこうとしたところで、ボテーロは構えをスイッチしてすかさず左フック。これを被弾した渡辺はダウンする。

 すぐに立ち上がった渡辺に対し、ボテーロはワンツースリーのパンチやバックハンドブロー。さらにボテーロは右の蹴りにいく動きのフェイントを見せ、渡辺が一瞬下がって再び前に出ようとしたところで、ぐっと踏み込んで右ストレートと左フックを連続ヒットさせる。これでぐらついた渡辺はスタンディングダウンを取られた。

 試合は再開されたが、渡辺は劣勢を覆すことができず。2度のダウンを奪ったボテーロが判定3-0で勝利を飾り、渡辺は黒星デビューとなった。

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