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【修斗】TOMAが打撃戦を制し初防衛、前田吉朗はストライカーのび太弟に僅差勝利

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2019/07/02(火)UP

プロフェッショナル修斗公式戦 
『SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 第5戦 in OSAKA』
2019年6月30日(日) エディオンアリーナ大阪

▼セミファイナル 第11試合 フライ級 5分3R
○前田吉朗(パンクラス大阪稲垣組/同級世界2位)
判定2-1 ※28-29、30-29、30-29
●内藤頌貴(パラエストラ松戸/同級世界6位)

1R、パウンドからのグラップリングで優勢に進める前田(上)

 前田は長年日本の軽量級トップとして活躍している、この階級の第一人者。パンクラスで初代フェザー級王者、DEEPで第3代バンタム級王者の二冠経験がある。
 一方の内藤は元ONEストロー級王者・内藤のび太の実弟。粘り強いタックルを武器とするグラップラー(寝技主体の選手)の兄のび太とは対照的に、内藤は駆け引き無しの真っ向勝負で会場を熱くするストライカーだ。昨年7月、同級1位で元パンクラス・フライ級王者の清水清隆に敗れるまでは修斗で8戦無敗。12月大会ではKO勝利で再起を飾っている。

前田のパウンドを回避する内藤(右)

 1R、前田の放った飛び後ろ蹴りで尻餅をついた内藤、それを機に連打に行くと、内藤は下がりながらパンチを返す。前田は組みつき、内藤を転がし上になるとパウンド。そのまま肩固めの状態から足を抜こうとするが下になる内藤はケージを背に立ち上がりラウンド終了。グラップリングで前田優勢か。

 2R、ステップを使う前田を追いパンチを打つ内藤。しかし前田のステップに当てることができない。前田はステップを踏みながら後ろ蹴り、かかと落とし蹴り、ハイキックなど多彩な蹴り技を出す。内藤は前田が入ってきたところにロー、パンチを合わせる。

スタンド戦ではパンチの内藤(左)に蹴り技の前田と対照的だった。

 3R、開始早々内藤の左フックがヒットするも、その後は当てさせない前田。内藤はパンチから組みついてバックを取り、ながらサイドに回りパンチを連打。前田は距離をとり、内藤が入ってきたところにタックル。内藤がケージを背にした攻防が続くが、ラスト1分でお互い離れると再び激しい打撃戦に。一進一退の攻防で判定は割れたが2-1の僅差で前田が勝利を手にした。

▶︎次ページは小巻がオニボウズに40秒KOのレポートと試合結果一覧

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