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【UFC】アデサニヤ無敗対決を制しV2達成、ブラホビッチがライトヘビー級王者に

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2020/09/27(日)UP

パンチを放つブラホビッチ

▼ライトヘビー級タイトルマッチ
●ドミニク・レイエス(アメリカ)
TKO 2R 4分36秒 ※パウンド
〇ヤン・ブラホビッチ(ポーランド)

 前ライトヘビー級王者ジョン・ジョーズの王座返上により前回ジョーンズとのタイトルマッチで判定負けを喫したレイエスとライトヘビー級3位のブラホビッチがベルトを争う。

 MMA戦績12勝1敗でジョーンズに負けただけというレイエスに対し、ブラホビッチは14年にUFCデビューし37歳というベテランファイター。レスリングとアメリカンフットボールを経てMMAに転向したレイエスに対し、ブラホビッチはアマチュアムエタイ世界王座を獲得しプロでも活躍した元キックボクサー。新王者はどちらとなるか。

 1R、サウスポーのレイエスはブラホビッチが前に出んとしたところで左ストレートをヒット。身長で上回るレイエスは距離を取り、左ストレートで威嚇し間合いを詰めさせない。ブラホビッチも左右のワンツーで出て行くが、レイエスはバックステップで余裕を持ってさばく。しかしブラホビッチはパンチに繋いだ左ミドルを当て、レイエスの右わき腹を赤くする。

 2Rもブラホビッチがパンチを振るって出るが、やはりレイエスは速い引き足でヒットを許さない。だがブラホビッチもレイエスのパンチをブロックし当てさせない。中盤からレイエスは飛び込んでくるブラホビッチにフック・アッパーを振るってカウンターを狙うがとらえられない。ブラホビッチはガードの上からでもワンツーを打ち込み、さらに左ミドルで追い撃ちする。レイエスを金網に詰めたブラホビッチはそこから打ち合いに呼び込み、左フックを当ててレイエスはこれに腰砕けとなりダウン。さらにパウンドを見舞ったところでレフェリーが試合をストップした。

 勝利したブラホビッチは「何と言っていいか分かりません。ジョン・ジョーンズ、どこにいるんだ。ベルトを巻いて待っているからな。もう37歳、キャリアもたくさんありますが、ただベルトを巻けたのは嬉しいことです。しっかり準備をしたことが功を奏しました。サウスポーで来られても対処できるよう練習してきました。アブダビでベルトを巻けて嬉しいです。みなさんありがとう。ポーランドのファン、世界中のファン、エネルギーを送ってくれてありがとう」と感謝し、UFCではポーランド初の男子王者となったことを喜んだ。

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