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【UFC】アデサニヤ無敗対決を制しV2達成、ブラホビッチがライトヘビー級王者に

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2020/09/27(日)UP

キックを放つアデサニヤ

WME-IMG
『UFC253』
2020年9月27日(日・日本時間)
アラブ首長国連邦アブダビ・UFCファイトアイランド

▼ミドル級タイトルマッチ
〇イスラエル・アデサニヤ(ナイジェリア)
TKO 2R 3分59秒  ※パウンド
●パウロ・コスタ(ブラジル)

V2に成功した王者アデサニヤ(写真は20年3月の初防衛戦)(c)Jeff Bottari/Zuffa LLC/UFC

 アデサニヤは変幻自在のファイトスタイルで、昨年10月に前王者ロバート・ウィテカーをKOで降し新王者に。今年3月の初防衛戦では挑戦者のヨエル・ロメロから判定勝利を収め、これまで1つも黒星のない“19戦無敗”のパーフェクトレコードを続行している。

 対するコスタは昨年8月ロメロに判定勝利して王座次期挑戦者とされていたが、怪我のため休養、ロメロに挑戦権を譲っていた。コスタも13戦無敗とパーフェクトレコードで、今回はともに無敗同士のタイトルマッチとなる。

 1R、コスタは前に出てプレッシャーを掛けんとするが、アデサニヤはローを入れ、コスタが動くと細かなバック&サイドステップで対応して間合いを保持する。コスタはミドルを打ち込み、手を後ろで組むなど挑発するがアデサニヤは乗っていかない。そしてコスタの脚へ関節蹴り、ローキックを入れる。

 2R、アデサニヤは手を開いて構え、そこからジャブ、ロー、ミドルと放ち、コスタを懐に入れさせない。左ハイもかすめ、コスタを脅かす。右ローを蹴り溜めていくアデサニヤ。これでコスタの注意が散漫になったところでアデサニヤは左フックで打ち抜き、倒れたところに鉄槌、エルボーの連打を送り、レフェリーストップを呼び込んだ。

アデサニヤが背後からパウンド連打でTKO勝利した瞬間(@ufc_jp

 勝利したアデサニヤは「俺は神に見守られているんです。退屈な試合でも、少しクリックすればこういう試合もできるし、それは俺が最強だから。あと、体重を合わせられないのに30%の罰金なんかじゃ足りない、90%罰金を取るべきだ。体重を合わせられないのは本当にダサい」と体重超過に問題提起。

 そして「アンデウソン・シウバが残した素晴らしい記録を追っていく。ロバート・ウィテカー、次はお前だ。僕の最強のサポーター、チームにお礼を言いたい。ずっとテレビで見てるみんな、僕の子犬ありがとう」と防衛を喜んだ。

▶次ページはレイエスvsブラホビッチのライトヘビー級タイトルマッチ

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