2021/06/12（土）UP
（最終更新：2023/11/17 12:54）

ジャクソンの右ストレートがヒット！©️Bellator

▼175ポンド契約
●ポール・デイリー（英国）
判定0-3　※三者とも27-30
○ジェイソン・ジャクソン（米国）

　デイリーはキャリア62戦のベテランで、強打が自慢のファイター。かつてはUFCでも2連勝したが、3戦目で試合終了後に相手へ殴りかかり契約解除。その後いくつかの団体を経て2015年からベラトールに参戦。現在は3連勝中と好調だ。

　対するジャクソンも連勝中で、RIZINにも出場しているストラッサー起一や元UFCライト級王者のベン・ヘンダーソンにも勝利しての4連勝と波に乗っている。

　1R、顔面、ボディへのジャブで組み立てるデイリー。プレッシャーをかけるのはジャクソンだが手数があまりない。パンチのみの攻防が続く中ジャクソンが素早いタックルでテイクダウン。下からアームロックを狙うデイリーをハーフガードで押さえつつボディへパウンドを落とす。デイリーはクローズドガードを取るも下から固めてラウンド終了。

　2R、ジャブ、フックと左で組み立てるデイリーに、ジャクソンは思い切りのいいワンツー。互いにやや距離が遠いかあまりパンチが届かない。ここでデイリーがジャンプしてのミドルキックから思い切って前に来るとジャクソンはそこへタックル。壁際でレスリングの攻防からジャクソンがテイクダウンに成功。
　デイリーは1Rと同じく下からアームロックの形。ジャクソンは防ぎつつパウンドを落とすがデイリーはアームロックからスイープを仕掛け、バランスを崩したジャクソンのバックに回り逆にトップポジションを奪取。だがジャクソンはすかさず抜け出しなおも上を取り返したところでラウンド終了。

ジャクソンが5連勝を飾った。©️Bellator

　3R、互いにワンツーの中ジャクソンの右ストレートがヒット。デイリーの右に合わせジャクソンがタックル。テイクダウンからデイリーの両太ももの上にまたがりマウントに近い形を取る。今度はデイリーにアームロックを狙わせないジャクソン。デイリーの片手を抑えてパウンドを落とす。デイリーはエスケープを試みるがジャクソンはしっかり密着して逃がさない。何とかデイリーがクローズドガードに戻すとあまり動きがなくなり膠着でブレイクがかかる。逆転を狙いパンチで前に出るデイリー。飛び蹴り、ワンツーフックで攻めるが前に出てきたところをまたもジャクソンが胴タックルからテイクダウン、抑え込んでパウンドを落としたところで試合終了となった。判定は3-0でジャクソン。危なげない内容で連勝を5に伸ばした。

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